森野熊三（森のクマさん）ほんとにありがとうございます。大嶋さんどうですか？

ぼくは福島先生の講演をほんとに何度も、聴きにいきまして。で福島先生の講演の中で、やっぱり一番覚えてるのは、「子ども達は、大人の姿をみてる」っていう。

やっぱりぼくたちが疲れた姿ばっかり見せていたら、子ども達は早く大人になりたいと思えないよねって。でも家に帰ったときに、「ただいま〜今日も楽しかった〜！！」っていったら……

いやぁぁぁ！！！いいねぇぇぇ〜〜！！！

「明日まで待てない、仕事楽しいっ！！ごめんなさい！ちょっとまた行ってくるわ〜！！」て

そうそう！また会社に行っちゃうんだよね！

「いやぁ楽しかった〜！！」って家に帰る大人が増えたら、「お父さんいつも人生楽しそうだな、早く大人になりたいな」ってそら思うよねっていう福島先生の話に衝撃を受けて。大切なことは、ぼくたちが、日常のなかで子ども達にどんな姿を見せていくのか。子ども達って言葉じゃなくて背中見てんだなって凄く思ったんです。ぼくはその話を聞いてPTA会長やろうと思ったんですよ。

うおお！！すご！！

そうなんです。で、そのときは次男坊が幼稚園の年長だったんですけど、「パパのようにはなりたくない」って言われたときだったんです。

えええ！？チャンス！チャーンス！！

はい(^^;)　ぼくはチャンスとはまったく思えなかったんですけども、先生とまだ出会ってなかったので……

いまだったら「チャンス！」って思えるんですけどね（笑）　当時ぼくは一週間に１回２回しか家に帰れてなかったのに、そこで疲れた姿ばっかり見せてたなって。そんなときに先生の話を聞いて、自分が元気な姿や、生き生きと「仕事楽しい、人生楽しい」って言ってる姿を子ども達にも見てもらうことを意識して帰るようにしたんですよね。そしたらほんっとに変化があって。3ヶ月後の卒園式で夢を発表する時間があって、うちの次男坊はサッカー選手って言うと思ったんですけど、「将来は、パパのようになりたい」って言ってくれ……

うわああああ！！！！キター！キター！！

いまだにそれがぼくの携帯の録音のメモに保存されてるんです

やばーい！やばーい！！

その次男坊は今年から大学生になってるんですけど、ぼくはもう号泣して。大人が変われば子どもも変わる、大人のちょっとした変化が子どもに現れるんだっていう体験をさせてもらって。ぼくがPTA会長をしたとき次男坊は中学生で生徒会長をしたんですよねぇ。

パチパチ

で、卒業式のときにぼくはPTA会長のあいさつをして、うちの次男坊は卒業生代表としてあいさつをして。

えええ！すごい素敵！

「パパのようになりたい」っていう言葉を彼は覚えてるか分かんないですけど、福島先生の話がほんっとうに大きかったので、ぼくの話になっちゃいましたね、すみません（笑）　

いやーありがとうございまーす！

あのー「家に帰ったときの一言で、子どもの未来が変わる」っていうお話をさせて頂くんですけど、「楽しかった、ありがとうー！今日も最高の1日だったー！」って言いながら突然家に帰り出すとですね、大体子ども達から無視されますねー。

え（無視されちゃうの！？笑）

はい。これね、皆さんいいことを突然始めると、無視されます。それはスタートってことですねぇ。

なるほど、そこで辞めちゃダメなんですね！

そう、みんな信じてないんですよ！「ほんとにそんなこと言って。今だけだろう？」って。でもね、二週間経つと子ども達は早いですよぉ。「なにが楽しかったの？嬉しかったの？」って聞いてくるんですよ。すごいでしょー？興味持ってくれてるってことですよね！？

うんうん

で、三週間経つと子ども達はこう言ってくれるようになるんです。「どうしたらパパの会社に入れるようになるの？」って。うわあ！やったああ！！

うわあぁ……（感動）

ま、だいたい1ヶ月ですね。早いんですよ子ども達はほんっとに。

なるほど（笑）

楽しそうな人と一緒にいるのが楽しいし、輝いてる人に出会うことで「自分も頑張ろう」っていう気持ちになるんですよ。「勉強しろ」って言って勉強する子はいないんです。でも、勉強したくさせることはできるんです。それは、大人が幸せに生きてるってことです。楽しんで生きてるってこと。大棟さんなんか楽しいことしかないでしょ？今だってなんか危ないじゃないですか！

もう遠くにいますもんね（笑）

あーぶないあーぶない！このシチュエーション、もうこれだけで幸せそうですよね。