武田双雲流「優しいが最強説」
香川県の親子がね・・
武田双雲
それで、この「優しい」っていうキーワードが出てきたのにはきっかけがあって
ムネ
それ聞きたいです!
武田双雲
高松の三越で個展をやったんですけど、母親と小学5年生の息子さんで来てた親子が、作品を買ってくれたんですよ。お母さんが「本当にありがとうございます」って言ってくれて、ぼくも「ああ、こちらこそありがとうございます」って言ってたら、息子さんはずっとモジモジして隠れるように僕の方を見てるんです。なにか言いたそうにしてたんで、僕がその子にこう、耳を当てたら、囁くような声で「お母さんを優しく変えてくれてありがとう」って、言ってくれたんですよね。
大嶋啓介
うわぁ・・
ムネ
うわぁ・・
武田双雲
でもう、僕はその瞬間になんかいろんなものが見えて、もうぶわああぁぁ泣いたらお母さんもぶわあ・・。でそれを聞いてた会場の2~3人の人もぶわああぁぁって泣いてて(笑) なんかもう、俺思い出すだけで涙出ちゃうんだけど。
武田双雲
よくよく聞いてたら、お母さんも色々ビジネスやってたりしてて、お母さん自身も厳しく育てられてたりとかもして、それで長男たちに厳しくあたっちゃってたんだと思うんですよね。それで、たまたま僕のクラブハウスとか本を読んでくれて、お母さんが自分の中の愛に気づいて、未来の不安で子育てをしてたお母さんが、いま子育てだったりを味わうってことを覚えたおかげで、子供もお母さんの顔が変わったのが分かったと思うんですよね。これもまた泣けるんだけど、その会った夜には僕のクラブハウスの部屋にきてくれて。そしたらお母さんがまた泣きながら、「実はあの後、長男(その男の子)が、『お母さんが幸せになったのが一番嬉しい』って」って。
大嶋啓介
いやあああぁぁ(感動)
武田双雲
その、逆になんでこんなに僕らは子供に優しくなれないのかって。別に厳しくするの悪いことじゃないですよ、躾はいいと思うんですけど、本当は優しくなりたいわけですよね。なのになれないこの世の中って何なのかっていうことと、じゃあどうすれば優しくなれるかっていう事だと思うんですよ。それも結構技術だと思うんですけど。
大嶋啓介
ああ・・・(感嘆)
武田双雲
あとは自分の知識。その、優しくなることでめちゃくちゃ成功できるとか、人間力を高めることで、もっと貢献できる人間になるっていうことを知ってるかどうかだと思うんですよね。
「優しい」の哲学が大事なんですよね
大嶋啓介
いやあ、僕はいままで優しさを極めようっていう意識はあまりなかったんですけど、今の話で、優しさを自分のテーマにしたいなって思いましたね。ただこれ以上は、この場では話さないでいただいて・・(笑) 本番で話してもらいたいと思うんですけど(笑)
ムネ
そうですよね(笑)
武田双雲
自分でもエピソードが出すぎちゃって(笑) 今度の人間力大學は、路上で書を書くところから始まった武田双雲がどうやって、その「優しさ」っていうエネルギーで今になったのか話そうと思ってます。
大嶋啓介
めちゃめちゃ聞きたい!!!それヤバいっすね。今までずっと優しさを意識されてこられたってことなんですか?
武田双雲
そう。「優しさ」っていう言葉でかなり網羅してると思います。「優しい」っていうことの哲学が、すごく重要だと思います。
大嶋啓介
それ、いまもうちょっと聞きたい。どこまで聞いていいのかな・・・
武田双雲
ちょっと待って(笑)さっきまでストップって言ってたやん!!(笑)
ムネ
聞きたくなっちゃってますねw
大嶋啓介
いや、マジで聞きたい・・。マジで聞きたいですよね〜それは。僕は高校野球とかに関わってるので、どちらかと言うと優しさと真逆の世界、なんですよね。でもこの、優しさ最強説っていうのは野球に例えても結果がでる気もするんです。
武田双雲
おお、そうですか^^ そこら辺はちょっと、啓介変換をお願いしますw 僕は野球部だったけど、スポーツにまだ変換できてないので。
大嶋啓介
そうですね、啓介変換をしていきたいと思います。そっかぁ、「優しさ力」かぁ〜。ムネくんどう思います?
ムネ
すごいフリしますねw でも双雲さんが言ったように、現実世界にはどこか優しさを許さない社会構造があると思うので、双雲さんのお話で優しくなったときの価値を知れたら、安心して優しさに振り切れるようになると思いますよね。
武田双雲
そうですよね。優しさとか感謝を持ったことで上手くいかなくなるんだったら、みんな持たないから。優しさとか感謝っていうきれいごとが、実はすごく人の夢や目標を叶える力になって、プラスでしかないっていう話をできたらいいですよね。
ムネ
いやあ楽しみ!
人間力大學お楽しみに!!
大嶋啓介
双雲さんの人生には優しさがポイントとしてあったわけですよねぇ〜。で、優しくなれるコツも聞けるんですか?
ムネ
さっき、「優しさは技術だ」って言われてましたもんね。
武田双雲
そうですね。ぼくのお弟子さん達には書道家としてプロで活躍されてる人もいるけど、厳しい言葉をかけたことが一度もないです。
ムネ
ヘェ〜・・。それ聞くとみんな自信になりますね。
武田双雲
子どもにも優しさしかない。それが僕流ですね。「優しい」といってもいろんな定義があると思うんですけど、
大嶋啓介
ああ・・(何か気づいた様子)
ムネ
人によって「優しい」の解釈も違いますからね。
武田双雲
違うでしょ? 厳しくしている監督でも、生徒は優しく受け取っていたりもするじゃないですか。「いやー、あのコーチ優しいっす」って。
ムネ
確かにそうですね。双雲さん流の「優しい」に対する定義とか解釈も、人間力大學で話してもらいたいですね。
武田双雲
それをいま喋りたくてしかたない(笑)
大嶋啓介
ムネに引き出してもらいましょう(笑)
武田双雲
危ない危ない(笑) なんですかこの、このイチャイチャした、どんどん盛り上がっていた男女が、「っっっううぅぅ〜ーーんんん!!!!」って離れていっちゃう感じ(笑) 「洋服まだ、脱が・・脱がない!!」みたいな(笑)
大嶋啓介
じゃあムネくん、ここまでにしてもらおうか(笑)
武田双雲
なんなんだこれは・・おっさんがイチャイチャしてるの見てるひとに伝わってますよ(笑)
ムネ
ぜひ今回の「双雲流優しい術」、聞いてもらえたらと思います!
大嶋啓介
特に「最近優しくなれてないな」と感じる方たちに聞いてもらえたらと思いますね。
武田双雲
やさぐれてんな〜っていう人ね、きてもらいたいです。
大嶋啓介
楽しみにしてます!!