困難を乗り越えるためのものの見方
大嶋啓介
アスリートの方達に話を聞いても、実は夢を叶えるステップは同じなんだなって感じるんですけども、結構皆さん気づかれてないっていうか。やり方とか方法で説明されている場合も多いんですけど、その前に実はトキメキとワクワクがあったんじゃないかなっていう風に、ひすいさんの話を聞いてても思いました。
ひすいこたろう
改めて最高の未来を一回描いて、仲間達とそれを10倍にしていく過程をやってみるのがすごくいいなと思いますね。未来の目的地を描いたらその次は、車のカーナビと一緒で目的地の次には現在地を入力しないといけないですよね。現在地っていうのは、「今すぐやれる中でときめくことをしていく」っていうのも大事なんですよね。目的地のトキメキと現在すぐにできるトキメキを両方走らせていくことですね。僕の場合でいうと、「未来の兆しを見せるような絵本を書きたい」と思ってるから、現在にできるトキメキって「漫画を読む」なんですよ。すごい大ヒットしている漫画家さんっていうのは、未来の兆しをすごくキャッチして描かれているんですよね。
例えば社会現象になってる『鬼滅の刃』なんかは、ウィルスで人が鬼になっちゃうっていうコンセプトなんですよね。それで主人公のお兄ちゃんは、鬼になった妹を助けていこう、そして鬼を癒そうとするんですよね。ですから今問われている事がすごく漫画に現れてたりするんですよね。そういう意味で、今はできるだけ流行ってる漫画をたくさん読むようにしています。お風呂の中でひたすら漫画を読んでる時間がすごくときめくから、それがエンジンになっています。そのように、最高の未来を描いた後には、今すぐにできるときめくことを一緒にやっていく。もう一つは、「今だからできないこと」に問いを向けるのも、すごく大事だと思うんですよ。
例えば社会現象になってる『鬼滅の刃』なんかは、ウィルスで人が鬼になっちゃうっていうコンセプトなんですよね。それで主人公のお兄ちゃんは、鬼になった妹を助けていこう、そして鬼を癒そうとするんですよね。ですから今問われている事がすごく漫画に現れてたりするんですよね。そういう意味で、今はできるだけ流行ってる漫画をたくさん読むようにしています。お風呂の中でひたすら漫画を読んでる時間がすごくときめくから、それがエンジンになっています。そのように、最高の未来を描いた後には、今すぐにできるときめくことを一緒にやっていく。もう一つは、「今だからできないこと」に問いを向けるのも、すごく大事だと思うんですよ。
大嶋啓介
今だからできないこと、逆に!
ひすいこたろう
そこに問いを向けるのってすごく大事だと思うんですよ。これは大嶋さんから教わったんですけど、打ち合わせをしてるときの休憩時間に、大嶋さんがピアノを弾いてくれたんですよね。尾崎豊の「I LOVE YOU」を、打ち合わせの休憩中にいきなり弾いてくれて、これって「今だからこそできない事」なんですよ。その時は大嶋さんの自宅だったから生ピアノを弾いてもらえたけど、今はみんなが自粛しているから、それもできないですよね。だから、「打ち合わせの合間にピアノを生演奏してくれる」っていうのは、「今だからこそできない事」ですよね。
大嶋啓介
(笑)
ひすいこたろう
あとは整体師さんから連絡をくれて、僕は作家だから肩が凝るので、肩が凝らないように自宅でできる「60秒マッサージ」っていうのを送ってくれたんですよ。
大嶋啓介
はい
ひすいこたろう
その整体師さんは、今は仕事ができないから、今できることとして、今までマッサージしてきた人たちを一人一人思い出しながら、「この人はこういう仕事だったから肩が凝るな」っていう風に、その人に合うストレッチ方法を毎日少しずつ、送られてるんですよ。僕は姿に感動して、自粛明けには絶対最初に行こうと思って、4時間コースの予約をさせて頂いたんですよね。大嶋さんに至ってはピアノに飽き足らず筋トレまでしてるっていいますからね、どこまで目指したら気が済むのかっていう。
大嶋啓介
確かに、今までチャレンジできなかったことをやってみたいなっていうのもありましたし。これもひすいさんや福島先生からの学びでもありますけど、困難をどう成長に変えられるのかって、やっぱり心の持ち方が大事なんだっていうのを学ばせて頂いたので。困難の時にいかに最高の気分でワクワクを持てるのかが大事だと思うんですけど、ひすいさん何か事例はないですかね?
ひすいこたろう
幕末の本にも書いたんですけど、吉田松陰さんは逮捕されて牢屋に入れられてしまうんですよね。でもその時彼は、「牢屋に入ったら、牢屋でできることをすればいい」って言ってるんですよね。それで吉田松陰は、なんと牢屋の中で2年間で1000冊の本を読んでるんですよ。それって牢屋の中じゃないとできない事なんですよ。
大嶋啓介
あぁぁ
ひすいこたろう
もう一つは、牢屋の中にいる囚人に授業をして行ったんですよね。そしたら、その授業があまりにもおもしろいから、最後には牢屋の役人まで正座をしてその授業を聞き始めたっていうんですよ。するとね、牢屋に面会に来た家族とかが「大変だろう?牢屋の中での暮らしは……」とかっていうと、「違うんだよ。吉田松陰っていう人が牢屋に入ってきてめちゃめちゃおもしろい授業をしているんだよ。うちらはそれを涙ながらに聞いてるんだ。牢屋めちゃめちゃおもしろいから」って言って、段々と牢屋ブームが巻き起こっていくわけですよね。
大嶋啓介
それすごいですよね!!
ひすいこたろう
若い人たちも、「牢屋が今めっちゃおもしろいらしい。吉田松陰っていう人が牢屋で授業を始めて、それがめちゃめちゃおもしろいらしい」っていう事で、自分も牢屋に入りたいという人たちが出てきたんですね。ついには殿様が「そんなすごい先生いるんだったら出したれぇ」って言って、ついに誰も生きて出てきた事がないという野山獄から出てきちゃうわけですよねぇ。
ある意味、どんな時もできることをやるのが、革命につながっていくわけですよね。僕の知り合いの会社が、東京の築地に工場がある会社の社長さんをやっていて、何年か前に築地で火事が起きて全国的なニュースになったんですね。その事務所にも火が近づいていて、顧客データが全部入ってるパソコンが燃えたらもうアウトなわけですよ。でも消防員さんが囲んでいて中には入れないわけですよね。するとついに、事務所に火がつき始めちゃうんです。そこでその社長さんが何をしたかというと、「記念撮影するぞー!」って言って、事務所が燃えてるところで記念撮影をしたらしいんですよ。
ある意味、どんな時もできることをやるのが、革命につながっていくわけですよね。僕の知り合いの会社が、東京の築地に工場がある会社の社長さんをやっていて、何年か前に築地で火事が起きて全国的なニュースになったんですね。その事務所にも火が近づいていて、顧客データが全部入ってるパソコンが燃えたらもうアウトなわけですよ。でも消防員さんが囲んでいて中には入れないわけですよね。するとついに、事務所に火がつき始めちゃうんです。そこでその社長さんが何をしたかというと、「記念撮影するぞー!」って言って、事務所が燃えてるところで記念撮影をしたらしいんですよ。
大嶋啓介
(笑)
ひすいこたろう
なんで記念撮影したかっていうと、その社長さんは心の中で燃えてて、「僕らは火事でお客さんのデータが全部入ったパソコンを失いましたけど、僕らは諦めてません。ここから立ち上がります」っていうことで、その記念写真を後に見せたくて撮ったらしいんです。まさに逆境の中でですよ。逆境っていうのはお客さんから見たら「伝説」になるチャンスなんですよね。その写真を持って営業に回ったら、お客さんたちがみんな感動してくれて「お前たちを応援する!」って言って、一気に絆が深まったらしいんです。困難をチームの絆とお客さんとの絆を深められるチャンスに変えられたわけですよね。
その後業績は一気にV字回復して。僕は加藤正樹先生っていう日本古事記を勉強している先生がいて、すごく感動した事があって、「日本の神様たちは問題が起きたときに、問題解決をミッションにはしていませんでした」って教わったんです。普通、問題が起きたら、みんな解決しようと思うじゃないですか。
その後業績は一気にV字回復して。僕は加藤正樹先生っていう日本古事記を勉強している先生がいて、すごく感動した事があって、「日本の神様たちは問題が起きたときに、問題解決をミッションにはしていませんでした」って教わったんです。普通、問題が起きたら、みんな解決しようと思うじゃないですか。
大嶋啓介
はいはい
ひすいこたろう
でも日本の神様たちは、問題解決することを1番の目的には置いてなかったっていうんですね。もっと大切な事があるって分かっていたと。それは問題を通して、みんなで話し合うことを大切にしていた。「あ、お前は今そう思うのか。お前のところの業績はそんなに落ちてたのかぁ」っていう風に、問題をきっかけでみんなで本音を話すようにしてたって。そうして今起きている出来事の「背景」をみんなで共有する事で、信頼や愛情を深めていって、和を結ぶことを1番に考えてたって。だから問題っていうのは、「和を結ぶためのジャンプ台」に過ぎないんだっていうのが日本神話の本当の肝で、だから日本は和の国なんだっていうのを加藤先生から教わりました。で、一人で考えるのは未熟である。みんなで考えるのは成熟であるっていうんですね。日本の神々の世界観っていうのは、問題を解決するよりももっと大切なのは、一緒の仲間たちが信頼できる絆を結んでね、困難があるからこそ和が結ばれるっていうことなんですよね。高校野球とかも、本当に一生懸命練習するからこそ絆が生まれて、最後みんなで泣けるわけですよね。だから困難っていうのは最後に和が結ばれるための最高の教材なんですよね。
人間力サミット 講師:ひすいこたろう氏
登壇日:2020年05月04日
講演テーマ 【困難を乗り越えるためのものの見方】
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