新着情報NEWS

人間力サミット2022 〜鬼丸昌也氏⑤〜

『ウクライナ侵攻と避難する子どもたちの今⑤』


前回の記事はこちら!

 

これからの支援

 

鬼丸昌也
鬼丸昌也
これからやる支援は何かっていうと、今度は自立を目指さなければいけないということなので、ハンガリーに逃げてきたウクライナ難民の人たちや、ウクライナ西部に逃げてきた国内避難民の皆さんに得意なことがあるんです。だから得意なことをやってもらって、その対価としてお金を払うっていう社会貢献型現金給付支援っていうのを小川っていう、うちの理事長が考案しましてですね。これを、今ハンガリーで1か所、ウクライナで4か所、計5か所でこれから、実際行うことにしています。料理が得意な方には、炊き出しのスタッフになってもらって、対価としてお金を払う。手工芸が得意な難民の方々には、伝統的な刺繍をしてもらって工芸品を作ってもらって、それを我々が買い取る。そうやって、自尊心を高めながら、お金を渡していくっていうことをやろうとしています。本当は、どこまで支援するかわからなかったんですけど、東日本大震災の時と同じで、これは続けないかんなと思いまして、今回ハンガリーに事務所を開設することにしまして、ハンガリー人の所長1名と、ウクライナでウクライナ難民2名雇いまして、ハンガリーでも1名雇って、あとボランティアスタッフ、これ日本人でハンガリーの大学に留学している大学生1人、あとパートナーの団体見つけてきて、これからまず来年の3月までの1年間、ウクライナ難民の長期的な支援を行うことになりました。現地の新聞でもこういう風に取り上げられていて、ちょっとずつですけど、今、活動が進展しているような状態です。
ごめんなさい、勢い余って喋っちゃいましたね、ごめんなさい、すみません。

ムネ
ムネ
いや、聞けてよかったですね。本当に…
テレビだと伝わらないじゃないですか。絶対にこういう。戦地になっている局所的な情報が今だとメインになっていて、あとはその政治的な動向がメインになっていると思うので、実際にこの体温のある人たちが、今どういう流れになってしまっているのかとか、そういうのを鬼丸さんの目線と現地の小川さんのリアルな情報で聞けるっていうのはすごい貴重だなって思って。
鬼丸昌也
鬼丸昌也
ありがとうございます。
ムネ
ムネ
いやぁ、これは、香取さんすごいですね。
香取貴信
香取貴信
ねぇ。いや、本当…残っている女性の方たちがね、やっぱりお父さんが「俺が守る」っていうことで兵隊に行くんだろうけど、民兵のほうにね。やっぱ、それを置いて行けないよねっていう気持ちもめちゃくちゃわかるよね。
鬼丸昌也
鬼丸昌也
うん。わかります。
ムネ
ムネ
確かに。
香取貴信
香取貴信
でも、私たちがいたら、自由に、本当に本気で戦えないだろうからっていう。なんか…昭和の大東亜戦争の時に日本の英霊さんたちと一緒だなというか。特攻の命令が下ったことを悟った奥様が、投身自殺をするんですよね、子どもを抱いてね。「私たちがいたら、行けないでしょう。だから先に逝って待ってます」っていう。なんか…そんなことが起きないで欲しいなってやっぱり思いますよね。でも、起きてしまっているから、しょうがないんだけど、それをどうにかしてこう…僕らの中で何をすれば、いいんですかね、鬼丸ね。

 

私たちにできること

 

鬼丸昌也
鬼丸昌也
いくつかあると思うんですが、1つは、実際に避難民の方たちが発生しているので、皆さんのできる方法で、皆さんの信頼できる団体とか機関に寄付・募金をしていただいて。実際に今苦しんでいる難民や避難民の方たちに食料支援だったり、あと、教育支援だったり、必要な支援をしていくことは確実に必要だと思います。で、一過性に終わらないように、長く関わっていくことが僕はすごい大事だと思っていて。1番問題なのは、忘れていくことだと思うんですよね。例えば、11年前の東日本大震災だって、僕ら、あの時は「忘れない」って思ったけど、大抵忘れるじゃないですか。仕方がないんです、人間って忘れやすいんだから。でも、例えば鬼丸昌也っていう友達がいるって思っていただけたら、ふとした瞬間に思い出していただけるじゃないですか。そういう使い方を僕ら、NPO、NGOを上手に使っていただけたら。僕らを使って、忘れないような仕掛けとして仕組みとして僕らを使って欲しいなっていうのはまず1つあることと。
2つ目は、もう少し根本的なこというと、どっかで僕ら、多分、なんか諦めてるんですよね。戦争って必要だって。どっかで。戦争を組み込んだ経済の中で、僕ら生きてるんですよね。今回の…あれ、こんなこと言っていいのかな、人間力大學で。いいんですかね、すみません。
今回、ウクライナ紛争が起きて、防衛産業の株価爆上がりですもんね。
香取貴信
香取貴信
うんうん。
鬼丸昌也
鬼丸昌也
それは、武器を作ったりする企業が儲かるって投資家の皆さんが踏んだからですよね。だから株価が上がるんですよね。ということは、今回、ロシアがウクライナがどっちがいい悪いということは置いとたとしても、そういう現象が起きてるっていうことは、どっかで、戦争というものを必要悪だとして受け入れている僕らがいるんだっていうことなんだと思います。だから、真剣に、戦争しなくても、みんなが幸せになるような経済の仕組み、戦争しなくても稼げるような仕組みを自分たちがどうやって作っていくのか。
すごく簡単で、目の前の仕事に一生懸命頑張ることだと思います。
ムネ
ムネ
いやぁ、なるほど…
鬼丸昌也
鬼丸昌也
それが、僕は、片方ではウクライナ紛争を見ていて、大事だなって思うんですよ。すみません、小難しい話になっちゃって。
ムネ
ムネ
いや、本当に今までの歴史の中でも、要所要所で経済が立ち行かなくなった時に、どこかの国が動き出す。戦争とか侵攻とかに動き出すっていうのってあったと思うんですよね。それは、日本とかアジアもそうですし、アメリカがそういう動き方をしたとかって。それで、国の経済が成り立つとか、潤うとか、そういう現象って悲しくもあったと思うんですよ。そこに蓋をしてしまって、「そんなことはない!」って思いたいんですけど、それだけだと解決できないものが今目の前にあるような気がするなと思っていて。それがすごい感じましたね、今回、今のを聞いて。

 

〜つづく〜(次回の記事を読む)

 

動画はこちらから!

 

 

人間力サミット 2022:鬼丸昌也氏×香取貴信氏

登壇日:2022年05月04日

講演テーマ 【ウクライナ侵攻と避難する子どもたちの今】

 

人間力大學を110円で体験してみる!↓↓↓↓↓↓↓↓

https://ningenryokudaigaku.com/entry/

 

一般(ビジター)参加はこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓

https://ningenryokudaigaku.com/tokyo/…

人間力大學オンライン 今すぐお申込を!

 

大嶋啓介の公式LINEはこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓

https://ningenryokudaigaku.com/line/

大嶋啓介の公式LINEはこちら↓

友だち追加