『ウクライナ侵攻と避難する子どもたちの今⑦』
福岡に転居した理由
鬼丸昌也
今日のテーマと少しかけ離れるかもしれないんですけど、今テラ・ルネッサンスって佐賀に事務所を構えていて、佐賀県はNPOの誘致に熱心だったりして2017年から事務所を構えてるんですけど。佐賀県の東明館中学校・高等学校っていう私立の学校がありまして。僕の友人が理事長をやってるんですね。新井優さんっていう国会議員もやっている方で。札幌の元校長先生で、その高校をV字回復させたって有名で。ビリギャルのさやかちゃんもそこでインターンしてたと思います、わざわざ。
へぇ!すごい!
鬼丸昌也
その彼が佐賀県の高校に頼まれて佐賀県の理事長もやってるんですけど、そこと連携して、簡単に言うと、例えば高校2年生に1年半テラ・ルネッサンスが関わって、授業をやるんです。どんな授業かっていうと、ウガンダとカンボジアの人々のことや、テラ・ルネッサンスのやっていることや、問題をまず半年間勉強してもらって、その高校2年生が、ウガンダとカンボジアで「こんな支援したらいい!」っていう支援の計画作るんです。ここまでは、日本中であるんです。これを、テラ・ルネッサンスが実際にやるんです。
香取貴信
おぉ!
鬼丸昌也
やって、フィードバックして、実際に人に関わることや地域に関わることや支援をすることはどういうことなのかっていうのをまた彼らが学ぶっていう。1年半のプログラムを作って、今、その学校とやってるんですよね。その学校のあるコースだけなんですが、授業を先生と生徒で自分で内容を組み立てられますんで、例えばテラ・ルネッサンス以外の授業でも、英語は地雷のことを英語の文献で読むとか。例えば、化学の時間では、カンボジアで堆肥を使って発電するから、地域のNPOに行ってコンポストを見に行こうとか。そのために、公式を覚えようとか。
香取貴信
ハハハハハハ!
鬼丸昌也
ってやってるんです。
香取貴信
へぇぇぇぇぇ!
鬼丸昌也
テラ・ルネッサンスとしては、これをメソッド化して、全国各地に広げたい!もしくはタイとか台湾でやっていきたい!って思ったんで、テコ入れするために、僕、福岡に引っ越してきたっていう側面があるんです。
香取貴信
なるほど。
子どもたちを平和の担い手に
鬼丸昌也
なにが言いたいかっていうと、今日のこの今回のテーマもそうだと思うんですけど、私たちが子どもたちの成長を邪魔をせず、子どもたちが平和の担い手になるような人材育成を共にやっていくことが今、本当に急務だなって思っていて。僕、講演とか好きでやるんですけど、講演もすごく大事ですよね。気づきを提供するためには。でも、どうしても一過性になってしまいがちなので、長期的な時間、子どもたちや若者たちと関わることをテラ・ルネッサンスの1つの仕事にしたいなと思って、それでやろうということで、今進めています。だから、ユネスコっていう国連の機関のユネスコ憲章にもありますけど、心の中に平和の砦を築けない限り、戦争って多分なくなんない。それが、今、私たち大人のやる大事なことじゃないかなっていう風にも思ったりもして。すみません、ちょっと話が脱線しちゃったんですけど。
ムネ
いやいやいや。なんか、凄い衝撃を受けましたし、我々今、NPOで『夢授業』っていうものを児童養護施設に提供しようと思った時にも、今、我々は全然わからなかったんですよ、最初に。児童養護施設っていうものが、何を求めていて、現状がどういう状況なのかも全くわからなくて。たくさんお話しを聞かせてもらった時に、1番わかったのは、夢授業を1回したら、ありがとうではないなっていうことに最終的に行きついて。継続的な支援とか、定期的な接触とか、そういったものを作っていかないと、やっぱり…1回夢授業を受けたからって夢できるわけじゃないじゃないですか。
鬼丸昌也
はいはい。
ムネ
何度もタッチして、大人と信頼関係を結びつつ、大人はその姿を見てたくさんの気づきをもらって、そういう風に相互的な循環とかが、継続的に生まれていかないと、さっき鬼丸さんが言っていたように一過性の、その場しのぎの何か支援をしたような気になってしまうようなものが生まれるなって思ったんですけど。今の鬼丸さんの話に全部それが詰まっていて、我々が目指したほうがいい方向とかっていうのを凄く教えてもらった気がします。
一瞬の触れあいが人生を変える
鬼丸昌也
いえいえ!偉そうに。誤解を招くかもしれないんですけど、もちろん1回の触れあいってすごく大事なんですよね。大事だと僕は思っています。それも逆に言うと。要は、なんて言うのかな…こんなこと言うとmまた怒られちゃうかもしれませんけど…一瞬でもいいから愛されたり、一瞬でも誰かに必要とされたり、一瞬でも抱きしめられた経験を持つ人って、それのみを頼りに人生生きることができると思うんです。
香取貴信
うん。
ムネ
うん、うん。
鬼丸昌也
思うんです、マザーテレサも言っていたように。だから1回きりであったとしても、その触れあい1つ1つがその子の人生や、そこに関わる私の人生を変えることがあるかもしれない。って思うことが大切なのがます1つと。もう1つ、テラ・ルネッサンス、僕らが20年の中で、それこそ香取さんとか、啓介さんとか、鬼澤さんとか、支援の受け手の皆さんから教えてもらったことは何かっていうと、多分、支援って3つで構成されるなって思うんですね。1つは、相互尊重、お互いを尊重すること。だから、支援に上下はないっていうことと、2つ目が相互学習、支援をすることでお互いのことを学び合うこと、理解し合うこと。3つ目が相互支援、これは福島先生のおかげだと思います。やっぱり、支援って相互支援じゃないと支援じゃないんだと思います。
香取貴信
うーん。
ムネ
なるほど…
鬼丸昌也
一方的な支援っていうのは、実はあるようで実はない。必ず、相手から得ているものがあるし、必ずお互いが何かを得合っている時に、初めて支援が成り立つんだということを思って。実は、ちょっとだけこれ。最後に時間ないのにごめんなさい。
ムネ
いえいえいえいえ!
人間力サミット 講師:鬼丸昌也氏×香取貴信氏
登壇日:2022年05月04日
講演テーマ 【ウクライナ侵攻と避難する子どもたちの今】
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