福島正伸さんは、自立型人材の育成や組織づくりの専門家として、大手企業や地方自治体などでこれまで数多くの研修・講演を行ってきた方です。
人間力大學オンラインを主催する大嶋啓介が、リーダーシップやあり方を最も学んだ師として紹介する講師でもあります。
福島さんは、人間力大學オンラインに複数回登壇しています。
この記事では、2回の事前対談(2021年10月・2023年2月)から、福島さんが語った言葉と考え方を紹介します。
ひと言でいうと
福島さんの言葉に共通していたのは、うまくいかない状況や問題を、成長のきっかけとして捉え直す考え方でした。

福島正伸さんとは
- 自立型人材の育成、組織活性化、地域活性化支援の専門家。株式会社アントレプレナーセンター(旧・株式会社就職予備校)代表取締役
- 早稲田大学法学部卒業後、1988年に株式会社就職予備校を設立
- 通産省産業構造審議会委員をはじめ、数々の委員を歴任
- これまで30年以上にわたり、大手企業や大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール、全国の地方自治体などで約7,500回、延べ30万人以上に研修・講演を行う(概要欄より)
- 主な著書に『メンタリング・マネジメント』『リーダーになる人のたった1つの習慣』『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』など
大嶋啓介は対談の中で、高校野球のチームづくりや企業研修で伝えていることの多くを、福島さんから学んだと話しています。
一人ひとりの能力や可能性を引き出すチームのつくり方、リーダーのあり方を、福島さんから教わったといいます。
福島正伸さんの言葉、4つの考え方
1. 究極のリーダーがすることは「何もしない」
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(1〜4は、2021年10月の人間力大學オンライン事前対談より)
今の時代に求められるリーダーシップを尋ねられた福島さんは、一言で答えるなら、と前置きしたうえで、リーダーがすべきことは何もしないことだと話しました。
周りのスタッフが不安を感じているときに、無理に動かそうとしたり、強制しようとしたりするほど、かえって疲れや行き詰まりが強くなる、と福島さんは言います。
そのときリーダーに必要なのは、指示することよりも先に、自分自身が今の状況を楽しんでいるかどうかだそうです。
部下は、リーダーの姿を見て、そうなりたいと思う人についていく、と福島さんは話しています。
この話のポイント
リーダーが何かをする前に、まず自分がどうありたいかを見つめ直す。
福島さんの「何もしない」は、そういう意味の言葉です。
2. 人が集まる場所には、決まった特徴がある
福島さんは、人が集まる場所や、人が集まってくる人には、共通する特徴があると話します。
前向きで、夢を持っていて、温かく、そして何より、自分の人生を楽しんでいる人。
そういう人のところに、自然と人が集まってくる、といいます。
そのうえで福島さんは、今のような混沌とした時代こそ、自分がどんな本物のリーダーになりたいかを見直す最高の機会だとも話しています。
周りから尊敬される、ついていきたいと思われる生き方や考え方を、あらためて見つめ直すタイミングだといいます。
3. うまくいかない時期が、いちばんワクワクする
福島さんは、これまで多くの企業や地域の活性化に関わってきた中で、うまくいかない時期こそ、いちばんワクワクすると話しています。
うまくいっていないということは、今までのやり方ではだめだということ。
みんなが心のどこかで、これまでと違う何かを望んでいるからこそ、自分たちのあり方や考え方を根本から見直せる、といいます。
うまくいっていない会社ほど、本物になれるチャンスだ、とも福島さんは言います。
何が本当に大事かを、みんなで話し合えるからだそうです。
反対に、うまくいっている会社ほど、同じやり方を繰り返そうとしてしまう。
それは一見安全に見えて、成長が遅くなるリスクをはらんでいる、と福島さんは指摘します。
この話のポイント
うまくいかないときほど、根本から見直すチャンスがある。
福島さんは、混沌とした状況を、そんなふうに捉えています。
人間力大學オンラインでは、福島さんのような講師が登壇し、事前対談の続きを講演の本編で話しています。会員は過去の講演動画も見られます。
→ 人間力大學オンラインを見てみる
4. 社長になったら最初にすること
もし今、自分が会社の社長になったとしたら、最初に何をするか。
そう聞かれた福島さんが挙げたのは、自分が生まれた意味を、あらためて考えることでした。
何のために生まれて、自分は何のために生きるのか。
どんな社会や世の中をつくりたいのか。
それに対して、自分がやり抜く覚悟を持てているかを、まず見直すといいます。
そのうえで、たった一人でも、誰にも分かってもらえなくても、結果が出なくてもやり抜く覚悟があるか。
福島さんは、そこまで自分に問い直すことを大切にしています。
覚悟が決まったら、次は会社の理念をあらためて確認します。
何のためにこの会社が存在するのか。
その夢を、どんな苦労をしても諦めない理由を、自分の経験を通して明確にしたうえで、社員やスタッフに向き合う、と福島さんは話しています。
相手がどんな状態かを見る前に、まず自分がスタッフを信頼しきる覚悟を持てているか。
福島さんは、そこを大切にしているそうです。
5. 「人が輝けば、すべてが輝く」
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(5〜6は、2023年2月の人間力大學オンライン事前対談より)
多くの企業や地域と関わってきた福島さんは、経営資源を「人・もの・金・システム・情報・時間」と挙げたとき、多くの会社が最初に「人」を挙げると話します。
けれど、人を大切にしていますか、と聞くと、答えに詰まる人が多いそうです。
人も、未来も、世の中も。
福島さんは、そう考えて、長年、人材育成や組織づくりに関わってきたと話しています。
6. 人に会うときは「相手のために何ができるか」を考える
福島さんは、人脈のつくり方についても話していました。
人に会ったら、相手のために何ができるかを考えて会う。それだけで、人脈は自然にできていく、といいます。
反対に、自分の考えを押しつけたり、相手を否定したりすると、孤立してしまう。
相手を応援しようと思って会うことの積み重ねが、福島さんのいう「巻き込み力」につながっているようです。
巻き込み力は、言い換えると巻き込まれる力でもある、と福島さんは話しています。
お互いの夢を叶え合える社会を目指して、こうした人との関わり方を大切にしているそうです。
この話のポイント
人脈は、自分が得るためのものではなく、相手の役に立とうとすることから生まれる。
福島さんの言葉には、そんな考え方が表れています。
福島さんの言葉から、今日からできる3つのこと
- 今の状況を、自分が楽しめているか振り返ってみる:誰かを動かす前に、まず自分の姿勢を見つめ直す
- うまくいかないことを「見直すきっかけ」と捉えてみる:うまくいかない今の状況を、根本から考え直すチャンスとして受け止めてみる
- 人に会うとき、「相手のために何ができるか」を一つ考えてみる:小さなことでも、その積み重ねが関係をつくっていく
福島正伸さんの話をもっと聞きたい方へ
人間力大學オンラインでは、福島さんのような講師が登壇し、リーダーのあり方や生き方について講演しています。
この記事は、人間力大學オンラインの事前対談(YouTube「人間力大學」)で福島正伸さんが話した内容をもとに、人間力大學 運営チームがまとめたものです。