藤尾佳子さんは、人間学を学ぶ月刊誌『致知』を出している致知出版社の取締役です。
お母さんに向けた『致知別冊「母」』の編集長も務めています。
藤尾さんは、2026年10月13日の人間力大學オンラインに登壇予定です(事前対談の概要欄より)。
この記事では、その前に行われた事前対談(2026年10月)から、藤尾さんの考え方を4つ紹介します。
ひと言でいうと
藤尾さんの考える人間学は、たった1つの自分の命とどう向き合うかを学ぶ「あり方の学び」です。
人は大切なことを忘れてしまうので、響いた言葉を目に見える形にして、繰り返し触れることを大切にしています。

藤尾佳子さんとは
- 株式会社致知出版社 取締役。『致知別冊「母」』編集長
- 平成18年に早稲田大学を卒業し、食品メーカー勤務を経て、平成19年7月に父の藤尾秀昭さんが代表を務める致知出版社に入社
- 『母』は令和8年6月にシリーズ8冊目の『母2026』が発刊され、シリーズ累計75,000部を突破(概要欄より)
概要欄では、『致知』は創刊以来48年間、一貫した編集方針で発刊を続けてきた人間学の月刊誌と紹介されています。
各界のリーダーにも熱心な愛読者がいる雑誌です。
対談の中で大嶋啓介は、自分の人生が変わったきっかけは藤尾秀昭さんの講演だったと話しています。
20年ほど前、研修のゲスト講師だった藤尾秀昭さんの話を聞いて衝撃を受け、自分が人生をかけてやることが見つかったそうです。
そのとき心に残ったのが、「大人が変われば子供は変わる」「大人が輝けば子供は輝く」という考え方でした。
居酒屋てっぺんや居酒屋甲子園、人間力大學など、これまでの取り組みは同じ思いから始まっている、と大嶋は振り返っています。
藤尾佳子さんの人間学、4つの考え方
1. 人間学は「あり方」の学び
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(1〜4は、2026年10月の人間力大學オンライン事前対談より)
『致知』の表紙には「人間学を学ぶ月刊誌」と書いてあり、人間学しか取り扱わない出版社だと藤尾さんは話しています。
人間学とは何かについて、藤尾さんは人間力を高めるための学びだと思うと前置きしたうえで、こう話しました。
司会の紹介によると、対談の時点で『致知』の読者は11万5000人以上。
全国1200以上の企業や学校で、人間学の教育に使われているそうです。
藤尾さんによると、『致知』は定期購読だけで、あり方の学びを必要だと思ってくれる人のために届けてきました。
もっと売りたいという方向に走っていたら、雑誌はなくなっていたかもしれない、とも話しています。
この話のポイント
48年ぶれずに人間学だけを探求してきたから、読者に安心してもらえたのではないか。
藤尾さんはそう振り返り、そのぶれなさは父の藤尾秀昭さんの姿勢から来ていると話しています。
2. 『母』は、お母さんにとっての入り口
藤尾さんが編集長を務める『母』は、1年に1回だけ出している別冊です。
藤尾さんは『母』を、お母さんたちにとって『致知』の世界の入り口になるように作っているそうです。
子育ての話だけで終わってほしくない、という思いがあると話していました。
お母さんたちの視野が広がっていくと、子どもたちの人生も開けていく。
藤尾さんはここで、大嶋が話した「大人が輝けば子供も輝く」という考え方にも触れています。
この話のポイント
子どもたちがいつか『致知』を手に取るためにも、まずお母さんたちに手に取ってもらいたい。
それが『母』を作っている理由だと、藤尾さんは話しています。
人間力大學オンラインでは、藤尾さんのような講師が登壇し、事前対談の続きを講演の本編で話しています。会員は過去の講演動画も見られます。
→ 人間力大學オンラインを見てみる
3. 心豊かに生きる原点は、命があることのありがたさ
講演のテーマは「人生は、言葉で変わる ― 心豊かに生きるための人間学 ―」です。
心を豊かにするために大切な考え方を聞かれた藤尾さんは、まず人間学をこう説明しました。
そのうえで、命があることのありがたさに目が向くことが、心豊かに生きるためにとても大事だと話しています。
藤尾さんは、父の藤尾秀昭さんがいつも言っている言葉も紹介しました。
人間学とは、過去にも未来にもたった1つしかない自分の命をどう生きるのかを学ぶもの、という考え方です。
自分の命はたった1つしかないと気づくところが、心豊かに生きる原点なのかもしれない。
藤尾さんはそう話しています。
対談では大嶋も、『致知』に出てくる経営者に共通しているのは感謝の話だと語っていました。
日常の中で命のありがたさを実感するにはどうしたらよいか、という問いには、本編の講演でヒントを話す準備をしている、と藤尾さんは答えています。
4. 響いた言葉は、目に見える場所に置く
毎日の中で意識していることを聞かれた藤尾さんが挙げたのは、トイレに飾っている日めくりカレンダーでした。
致知出版社の日めくりカレンダーを、トイレに3つほど飾っているそうです。
めくるたびに言葉が目に飛び込んできて、ふと気づくことがあると言います。
藤尾さんは、言葉を目に見える形にすることが大事だと感じているそうです。
日めくりのほかにも、「忘れたくない言葉を紙に書いて」リビングの壁に貼る方法も勧めていました。
この話のポイント
一度心に響いた言葉も、日々の中で忘れてしまうことがあります。
だからこそ、毎日目に入る場所に置いておく。藤尾さんの工夫は、誰でもすぐに真似できるものです。
藤尾さんの話から、今日からできる3つのこと
- 響いた言葉を紙に書いて貼ってみる:本や会話で心に残った一言を、リビングなど目につく場所に貼ってみる
- 毎日通る場所に言葉を置いてみる:トイレや玄関など、毎日目に入る場所に、言葉が目に入る仕掛けを作ってみる
- 命があることのありがたさを思い出す時間を持つ:一日の中で少しだけ、今日も生きていることに目を向けてみる
藤尾さんの話をもっと聞きたい方へ
人間力大學オンラインでは、人間学や生き方、人との関わり方などをテーマに、さまざまな講師が講演しています。
この記事は、人間力大學オンラインの事前対談(YouTube「人間力大學」)で藤尾佳子さんが話した内容をもとに、人間力大學 運営チームがまとめたものです。