高校や中学のときには、何かあると親から「それは大介の潜在意識の問題だから、潜在意識を直しなさい」って言われるんですね。だけどカチンとくるんですよ。潜在意識なんて見えないし、どうしたらいいのか分からない。

だから、科学とかを使って潜在意識が見えるようにしたいと思って。私はバリバリの数学物理人間なので、物理で説明したいなと。それで大学行って量子力学を学んだんですけど、大学での学びと生き方論は結びつかなくて、父親が言ってることは正しいんだけど、一般の人は怪しいっていうし、潜在意識は見えないしっていう。

はい

大学卒業してからは父親の会社に戻って生活していたんですけど、そのときは批判とか反発が凄かったんですね。「お父さんのせいでオレはこんなに辛いんだ！」みたいな、そういうエネルギーで過ごしていて。それからその環境がどんどん悪化していって鬱になり、結局私は、自分をダメ扱いし、周りを批判していたから、その波に飲まれていったんですね。

それに気づいてからは、自分を大切にするようになって、そしたらスルッと変わりました。それで父が会社を閉業したら、私は学習塾を立ち上げるんですね。それは数学物理だけを教えるんじゃなくて、まさに「人間力」を鍛える、火をつけるような、新時代の松下村塾を作りたかったんですね。

それで数学と物理の授業の他にも、「能力開発」という分野で量子力学とか脳科学を取り入れていたんですけど、そこで気づいたのが、私たちの意識っていうのは「フォトン」という素粒子であると。

フォトンってなんでしょうか？

素粒子は「波」だから周波数で呼び合うし場とつながり合うし、素粒子の性質を考えれば、思ったことが起こるのも当たり前で、潜在意識も「フォトン」であるから、素粒子だよねと。

で、素粒子には「時間」が関係ないので、今も昔も未来も、ずっと同じもの。

啓介さんは昨日の夕飯、何食べたのか覚えてます？

はい、覚えてます！

その時の味とか感覚って出てきます？

出ます！

ありがとうございます。

啓介さんが夕飯を食べたのは15時間前とかだと思うんですけど、今啓介さんの中にある「美味しい」っていうフォトンは、今出てきてるんですね。素粒子に時間は関係ない。

これは予祝になってしまうんですけど、今受験生が2月に試験を受けて合格して喜んでいるところをイメージすると、その未来のフォトンを、今持っていることになると。そのエネルギーを持っていれば、合格した時の周波数体なので、合格していることになるんです。

だけど、不安とか自信がないといった周波数体でいると、未来もその周波数で繋がっていると。予祝もまさにそうで、「自分が今どんな状態でいるか」っていうのがすごく大切なんです。

私たちの「体」も「思い」も、全部素粒子でできていて、意識は「フォトン」という素粒子でできている。体は違う素粒子でできているんですけど、それぞれが波を持っていて周波数で呼び合うので、仲良い人同士が呼び合うし、喧嘩する人同士で呼び合うし。

同じ周波数で呼び合うと、それがどんどん大きくなって広がっていきます。より振動数の高い周波数で包み込むようにしてあげれば、喧嘩している人とか怒っている人の周波数を、引き上げることができます。

受験の話でいうと、まだ結果がわからない状態であっても、自分がどの意識体でいるのかによって、結果そこに着地するということですかね。

まさにそうです。意識を向けると、そこに行き着く確率が１に近づくっていう。