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人間力サミット2021 〜居酒屋甲子園③〜

子ども食堂の新しいカタチ 「〇〇✖️子ども食堂」第三話

 

毎日食べられる子ども食堂

大嶋啓介
大嶋啓介
ノブさん、夢食堂についてのお話をしてもらっても大丈夫ですか?
橋本展行
橋本展行
わかりました!えーと、いま全国に5000ヶ所くらい、子ども食堂があるって言われているんですね。
多いなぁ
大谷順一
大谷順一
橋本展行
橋本展行
これがですね、2年前は2000ヶ所だったんですよ。いまは5000ヶ所ですから、すごい勢いで子ども食堂は、増えていると思うですよねぇ。ほんとに多くの人が、一生懸命子ども達のために善意でやってらっしゃいます。だけども、毎日ご飯を提供できる場所ってあまり増えてないんですよね。
なるほど
大嶋啓介
大嶋啓介
橋本展行
橋本展行
要はそれがいかに難しいか、っていうことだと思います。
大嶋啓介
大嶋啓介
毎日食べられる子ども食堂を運営するのが難しいということですね
橋本展行
橋本展行
そうです。ただそういった中でもやってる方がいるんですよね。奈良にある元気カレーさんっていうところでは、お客さんが「200円おいていくからその200円で子ども達に、カレーを食べさせてやってくれ」と言ってくれたのがきっかけで、いま元気カレーさんでは壁にいっぱいの200円の食事チケットが貼られているんですね。それで地域の子ども達がそのチケットを自由に剥がしてカレーを食べてる。
大嶋啓介
大嶋啓介
うんうん
橋本展行
橋本展行
そこから始まって、いまでは子ども達に宿題を見てあげるお兄ちゃんお姉ちゃんがいたり、英語を教えてあげる先生がいたり、そういったコミュニティになりつつあると。ただ、やっていく上ではいろんな問題や障害がありますから、その後ろ盾となる組織をつくろうということで、夢食堂を始めさせていただきました。こんな感じで一旦いいですか?
大嶋啓介
大嶋啓介
もう一番話をして頂きたかったところを、話をして頂きました^^ ぼくも元気カレーさんの仕組みだったら、日本中の飲食店の人たち、地域の人たちと一緒になってできるなって思っています。

 

それぞれの夢食堂

大嶋啓介
大嶋啓介
じゃぁ大谷からいきたいと思うんですけども、
大谷順一
大谷順一
はい!
大嶋啓介
大嶋啓介
今回どんなふうに子ども食堂をされようと思ってるのかとか、思いの部分を話してもらえると嬉しいです。
大谷順一
大谷順一
まず最初に、食べてもらった先を見てしまったんですよ。子ども達が笑顔になってるなとか、お腹いっぱいになったなとか、食事を食べさせた先を想像しただけで、もうワクワクしかしなくてですね、それがやろうと思ったきっかけです。
大嶋啓介
大嶋啓介
うんうん(^^)
大谷順一
大谷順一
ぼく実は4歳の時に母親一人で、育てられる環境になりまして、一気に苦しい生活になっていくわけですよね。6畳一間の家で、弟とぼくと母の3人で生活をしていく中で、今でいうとストーカーが毎日、夜の8時くらいになると家の前に来るんですよ。
大嶋啓介
大嶋啓介
………。
大谷順一
大谷順一
そのたんびに電気消して、暗いなかで3人で食べてまして。ただ、そんな生活をしていながらも、ぼく苦しいとは思わなかったんですよね。なぜかというと、母親が、子ども達には食事だけでもちゃんと作って、苦しい思いをさせたくないっていう思いがあって、毎日4〜5品並ぶので、心まで苦しい生活じゃなかったんですよね。
橋本展行
橋本展行
あぁぁ……
大谷順一
大谷順一
食の力って、人の心を満たすし、人を元気にしていくんだって人生を通じて教わってきているので、いま大変な思いをしてる子ども達に、「なにか力になりたい!」って思ったのが、率直な意見ですね。ぼくが子ども食堂やるにあたっては、無理した形でやろうとは思ってなくてですね。
大嶋啓介
大嶋啓介
最高
大谷順一
大谷順一
ぼくにできることは、毎日ご飯を提供できることなんですよ。お店を運営してるから。
大嶋啓介
大嶋啓介
うんうん!
大谷順一
大谷順一
もしできなくなるとすれば、ぼくのお店がすべて潰れてしまったときだと思ってまして。運営ができてれば、子ども達が毎日ご飯を食べに来れるんですよ。

おおた

大嶋啓介
大嶋啓介
大谷はどんな子ども食堂にしていこうと思ってるのかも聞かせてもらいたいです。

大谷順一
大谷順一
あの、アルバイトさんにまかない作るようにしたいですね。子どもが来たら、「今すぐつくるから、15分くらいかかるけどいいかぁ?」みたいなやりとりが大事だと思ってるんですよ。10分でも待ってる間に、宿題やってもらったりとか、テストの勉強してもらったりとか、そんな自然な環境の中でご飯を食べられる場を作りたいなと思ってます。足立区役所の14階の展望レストランの中で、子ども食堂を開催しようと思ってまして。最初は一人かもしれないですけど、その一人の子どもが10人になった。20人になった。っていう絵を見ていくことがすごい楽しみです。おいしいもん腹一杯食べさせて、そしたら、次の夢を描いてもらうようなスタンスになったらなと思っています。
大嶋啓介
大嶋啓介
いやぁ〜〜ありがとうございます!

 

ぱちぱちぱちぱち〜!!

 

大嶋啓介
大嶋啓介
すみません。大谷の話きいてると、泣けてきちゃって。あのぉ、ぼく間違ってたのが、ノブさんからこの話を聞いたときはイベントをたくさんするようなイメージだったんですよね。ただそれもいいんですけど、大谷がさっき言ってくれたように、毎日いつでも食べにこれる場所があってそこににふらっと子どもが来て、「15分くらい宿題して待ってて〜」っていう。そんなんが日常にあったらいいなって思いました。俺が喋っちゃうと時間がなくなっちゃうな(笑)