『家族力を高める住まいの使い方
～ビジネスとプライベとの両方を幸せに導く方法～②』

コロナによる二極化

八納啓創

そうなんですね。それがね、特にこの3年前にコロナになったときに、家にね、閉じこもらなきゃいけなくなったときに、「やった！よかった！」と思った人と、「何か牢獄にいるみたい」っていう人にね、二極化したんですよ、これ。

大嶋啓介

いや、離婚もすごい増えたって聞きますよね。

八納啓創

そうなんです、『コロナ離婚』という言葉がね、出来たぐらい。本当にですね、もう嫌な環境で、そしてもう2人、なかなか直面しなかった2人が直面して、そして夫婦の間でぐちゃぐちゃになって離婚するっていうのは本当に増えたんですよね。

ムネ

なるほど。いや確かにでも、なんか一緒にこうなんか、定年退職した後に、熟年離婚したりとかっていうのも、この家の中、家族力っていうとこにすごい繋がってきますもんね。おうちの中っていうところが。

八納啓創

そうですよね。だから嫌々住んでる家族がいたとしたら、それが多くの場合、女性が多いんですけどね。

ムネ

ふーん。

八納啓創

女性が多いんですけど、女性が嫌々ながら住むと、子育てが終わった後、その家から出ていきたいっていうふうにすごく思うんですよ。

ムネ

いやあ、これなんか…ちょっとドキッとする話でもありますよね、同時に。

家は、妻が気に入るようにしないと意味がない

八納啓創

はい、それでね、私も大嶋さんもそうですけど。例えば、アメリカ在住のね、吉田ソースの創業者の吉田潤喜さんっていう、すごく懇意にさせてもらってて。ポートランドの家とかサンディエゴの家とか行かせてもらったりするんですけども。

大嶋啓介

はい。

八納啓創

吉田潤喜さんがね、言ってたのが、あの「家はね、男はようわからんけど、とにかく妻が、ワイフがね、むちゃくちゃ気に入る家にしないと意味がない」って言ってました。

ムネ

なるほど～

八納啓創

はい。「そこを外したら、何をやってもうまくいかない」ってね。もうなんか「心底そうだ」って言ってましたよ。

大嶋啓介

いやあ、なるほど。

八納啓創

はい。

大嶋啓介

確かに。いや、僕も家建てるときは、もうほとんどもう僕もやっぱりこだわりは…その3階建てだったんですけど。

八納啓創

はい。

大嶋啓介

3階のベランダっていうか、みんなが来て楽しめる場所を作りたいなっていうのはあったんですけど。それ以外はもう「嫁の好きなようにやって」っていう感じ。なんかもう「とにかくもう、自分がいいと思う事をやってくれればいいよ」っていうふうには言いました。母親にもそうですけど。

八納啓創

それ素晴らしいですね。そうなんですよ。

大嶋啓介

ちょっと第1段階クリアですね。

八納啓創

そうです(笑)とにかく、女性が気に入る家にしないと、熟年離婚が待ってる可能性があるんですよね、十分ね。は　い。

ムネ

なるほど。

八納啓創

そうなんですよ。ちょっとドキッとする話かもわかりませんが。

ポイントは、キッチン・水回り・寝室

ムネ

これは、八納さんが今までいろんな家を見てきて、そこに…やっぱそこだなみたいな形になったんですか？

八納啓創

私自身もたくさん家作りをしてきてる中で、たくさんの夫婦の打ち合わせをするじゃないですか。

ムネ

はい、はい、はい。

八納啓創

だから、多分これだけ人生について、夫婦単位で話を聞く職業少ないんじゃないかなっていうぐらい。いろんな話を聞いたりとかしてきたのと。あとはさっきの吉田潤喜さんもそうだし、例えば作家の本田健さんとかにもですね、住まいに対する考え方っていうのをどう思ってるかっていうのをたくさんヒアリングしてきたんですよ。

大嶋啓介

はいはいはいはい。

八納啓創

そうすると、さっきの吉田潤喜さんのように、そこだけは外したらあかんなって。うん。言ってましたね。特にキッチンと寝室とあと洗面とかお風呂とか。そういう水回りが女性が気に入るようにしておかないと、やはり日々そこを扱うのが女性だから、そこがやはりね、気にいるような形にしておかないと後々怖いよねみたいな。

大嶋啓介

なるほど～

ムネ

キッチン、水回り、寝室！

八納啓創

はい。ですね、うん。

〜つづく〜（次回の記事を読む）

人間力大學オンライン講師：八納啓創（やのうけいぞう)氏