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機嫌良く生きる方法とは?機嫌が崩れた日の戻し方を3人の講師の話から

機嫌良く過ごしたいのに、ちょっとしたことでイライラしてしまう。
落ち込んだまま、なかなか気持ちが戻らない。

そんな自分を変えたくて、このページを開いた方もいると思います。

先に答えを書くと、3人の話は、機嫌が崩れない人になる方法ではありませんでした。
機嫌が崩れたときや、うまくいかない自分との向き合い方を持っていました。

この記事では、人間力大學オンラインの事前対談で「ご機嫌」や「感謝」について語った3人の講師の話を紹介します。

先に答え:機嫌良く生きる方法

3人の話に共通していたのは、「いつも機嫌がいい人」を目指すことではなく、崩れたときの向き合い方でした。

  • 笑いに変える:困ったことが起きたら、「これを笑いに変えられるか」と考えてみる
  • いいやんと認める:今の自分や状況を、まず「いいやん」と認める
  • あるものを数える:足りないものより、すでにあるものに目を向け直す
機嫌を戻す3つのコツ(笑いに変える・いいやんと認める・あるものを数える)

ここからは、3人の話を一人ずつ見ていきます。

1. 困ったことを「笑いに変えられるか」と考えた

1香取貴信さん有限会社 香取感動マネジメント 設立/『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』著者

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(2024年1月の人間力大學オンライン事前対談より)

香取さんは、高校1年生のときに東京ディズニーランドでアルバイトを始めました。
その日々の中で、「仕事」「教育」「サービス」の本当の意味を学んだと、プロフィールにあります。

最近「ご機嫌」という言葉をよく使う理由を聞かれて、香取さんはこう話しています。
いろいろな成功者を見てきたけれど、「不機嫌な成功者っていねえな」と思った、と。

いつも何かに怒っている人は、成功しても長続きしない気がする。
安定して成功し続けている人の違いは、ご機嫌力なのではないか。

香取さんは、そう考えるようになったそうです。

香取さんにとって、ご機嫌とは「笑いに変えられる力」のこと。
悪いことが起きたときに、それをどう笑いに変えられるか、です。

対談では、こんな出来事が紹介されました。

仲間10人で居酒屋に行ったときのこと。
10人で予約していたのに、案内されたのはどう見ても6人がけのテーブルでした。

お皿とお箸だけは、10人分きっちり並んでいたそうです。

みんなが、ここに10人で座るのは無理でしょう、となる。
店員さんを責めれば、その場の空気は一気に悪くなります。

そこで香取さんは、これは自分たちが笑いに変えられるかどうかを試されているのだと、みんなに声をかけました。
そして、ぎゅうぎゅうに詰めて、本当に10人で座ってみたのです。

端に座った香取さんは体が半分はみ出したまま、乾杯もままならなかったといいます。

その姿のまま店員さんを呼び、10人で座ってみたけれど、これはきつくないかと聞いてみました。
すると店員さんも思わず笑ってしまい、さっきまで予約があるからと断っていた隣のテーブルをつけてくれた。

そこからは、みんなでニコニコしながら過ごせたそうです。

香取さんは、余裕がないときは自分もすぐ怒りに反応してしまう、と正直に話しています。
怒りで返すと、周りも気分が悪いし、言った自分もすっきりしない。

だから、常に心に余裕を持っておきたいのだと。

ご機嫌でいられない時もたくさんあると思うんですよ── 香取貴信さん

生きていれば、つらいことも苦しいことも起きる。
それでも、少し心に余裕を持って笑いに変えられたら、人生は楽しくなるのではないか。

香取さんは、人生は有限で、命とは時間のことだとも話しています。
イライラして過ごす時間も、同じ自分の命の時間なのだ、と。

この話のポイント

機嫌は、何も起きないから保てるものではありませんでした。
困ったことが起きたときに「これ、笑いに変えられるかな」と一度考えてみる。

その一呼吸が、場の空気を変えていました。

2. 今の自分を「いいやん」と認めた

2吉川真実(まさみん)さん朝活ファシリテーター/筆文字アーティスト/「午前3時の手帳会」主宰

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(2026年8月の人間力大學オンライン事前対談より)

吉川さんは、2020年7月から「午前3時の手帳会」を主宰しています。
問いかけと対話を通して、自分の本音に気づく場をつくっている方です。

対談の冒頭で大嶋啓介は、吉川さんのことを、幸せを感じる感度がとても高い人だと紹介していました。

吉川さんの講演テーマは「いいやん!で人生は動き出す」。

吉川さんは「いいやん」を「認める言葉」だと説明しています。
今の自分や、今の状況を認める言葉です。

吉川さんが大切にしているのは、周りに合わせるより、自分の体や気持ちに聞くことです。

2018年、吉川さんはある音楽プロデューサーの講演を聞きました。
その人が話していたのは、朝早く起きて、やるべきことを午前中に終わらせ、時計ではなく自分の体に合わせて動く生き方でした。

吉川さんはその生き方をかっこいいと思いました。
けれど当時は7時半にしか起きられず、自分には無理だと思ったそうです。

2年後の2020年、ふと朝起きてみようかなと思い立ち、5時半から始めました。
何時に起きたいのか、何時に寝たいのか、その間に何をしたいのか。

一つずつ自分に問いかけていくうちに少しずつ早くなり、今では2時半に起きるようになったといいます。

ただし吉川さんは、朝3時を勧めているわけではないと、はっきり話しています。
心地いい時間は、人によって違うからです。

12時になったからご飯を食べるのではなく、お腹が空いたから食べる。
周りの情報ではなく自分の体に聞くようにしたら、ぶれなくなり、不安がなくなった。

吉川さんは、自分の体験としてそう話しています。

何から始めたらいいかと聞かれたときの答えは、とてもシンプルでした。

自分が今これやりたいなって思うことから始めるしかないなと思うんですよ── 吉川真実さん

ジャーナリングでも、瞑想でもいい。
大好きな漫画を読むことでも、コーヒーを飲むことでもいい、と吉川さんは続けています。

吉川さんが朝にしているジャーナリング(頭の中を書き出す習慣)は、5分ほど。
テーマを決めずに、今頭に浮かんでいることをただ書き出します。

不安なことがあれば、それもそのまま書き出す。
そうすると、「自分の頭の中が空っぽになる」そうです。

対談の最後に、吉川さんは昔の自分を振り返っています。
かつては「でも」「だって」「どうせ」と、社会に文句ばかり言っていた。

それが、自分の生き方を見直したことで、今は本当に楽しい毎日を過ごせている、と。
講演では、まず自分を認める言葉を使っていくことを伝えたいと話していました。

この話のポイント

機嫌良くいるための最初の一歩は、自分を無理に変えることではありませんでした。
今の自分や状況を、まず「いいやん」と認めることでした。

人間力大學オンラインでは、こうした講師が登壇し、事前対談の続きを講演の本編で話しています。会員は過去の講演動画も見られます。
→ 人間力大學オンラインを見てみる

3. ないものではなく、あるものを数えた

3武田双雲さん書道家/現代アーティスト

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(2022年3月の人間力大學オンライン事前対談より)

武田さんは書道家で、NHK大河ドラマ「天地人」などの題字を手がけてきました。
『ポジティブの教科書』など、著書は50冊を超えます。

この対談が公開されたのは2022年3月末。
海外で戦争が始まり、つらいニュースが続いていた時期でした。

武田さんは対談の中で、こういうときは怒っているほうが正義に見える、と大嶋に語りかけています。
そんな中で機嫌よくいるのは難しいと思うけれど、どう感じているか、と。

そのうえで武田さん自身も、ニュースに大きなショックを受け、立ち直れないほど落ち込んだと明かしています。
2日ほどは気持ちが沈み、そこから少しずつ戻ってきたそうです。

当時も、自分一人ではちっぽけで何もできないと感じる、弱気な自分がいた。
武田さんはそう正直に話したうえで、大嶋のような仲間がいることが心強いと話しています。

落ち込んだことで、かえって感謝する力が上がっている面もある、とも話していました。

武田さんによると、人の脳は、具体的でネガティブな出来事に意識を取られやすいそうです。
ニュースになるのは大きな事件ばかり。

けれど人類の歴史のほとんどは、人と人が喜びを交換してきた歴史なのだ、と話しています。

身近な例として挙げていたのが、夫婦のけんかです。

あのときなんであんなことをしたのかと言い合えば、けんかになる。
でも、いつもバスタオルを洗ってくれている、何度も話を聞いてくれた。

そんなふうに、今あることを数えると、感謝になります。

ないものばかりを数えるのではなく、あるものを数えればいい。
武田さんはそう話しています。

また、人を笑わせたり、感謝を伝え合ったりする日々の積み重ねを、目に見えない土を耕すことにたとえていました。

この話のポイント

武田さんも、つらいニュースに落ち込んだことを隠しませんでした。
そのうえで、ないものばかり数えるのではなく、すでにあるものを数えればいい、と話していました。

今日からできる、機嫌良く過ごすための3つのこと

3人の話から、今日からできることを3つにまとめます。どれも小さなことです。

  1. 困ったことが起きたら「これ、笑いに変えられるかな」と一度考える:すぐに笑えなくても構いません。香取さんのように、怒りで返す前に一呼吸おくきっかけになります
  2. 朝5分、頭の中をそのまま書き出す:不安なことも、そのまま書いて大丈夫です。書き終えたら、吉川さんのように今の自分に「いいやん」と言ってみてください
  3. 寝る前に「今日あったもの」を3つ数える:助けてもらったこと、おいしかったもの、誰かの一言。武田さんの話のように、ないものではなく、あるものに目を向ける練習です

講師の話をもっと聞きたい方へ

今回紹介した3人は、いずれも人間力大學オンラインの講師です。

人間力大學オンラインでは、さまざまな分野の講師が、生き方や人との関わり方について講演しています。
事前対談で話しきれなかった体験や考え方は、講演の本編で詳しく語られています。

人間力大學オンラインの講師と日程を見る

この記事は、人間力大學オンラインの事前対談(YouTube「人間力大學」)で講師の皆さんが話した内容をもとに、人間力大學 運営チームがまとめたものです。