難病・戦争、、世界のどこかで戦っている子どもたち(第五話)
大嶋啓介
すげえ……(笑) なんか、泣けてくんね〜。
ムネ
皆さんの活動もすごいですね!
福島正伸
鬼丸くんも、大棟さんもそうなんだけど、そのきっかけを自分の人生を懸けるきっかけにできたところがホント凄いと思う!今回も子ども食堂の話を聞いたときに一歩進むかどうか、気づいたり学んだりしたことで少しでも自分の行動を変えるだけで、未来がすべて変わっていくんじゃないかなって。2人の姿見てて普通じゃないもん!おかしい!
(笑)
福島正伸
やらないふつう!!だけど2人の影響でどれだけ多くの人たちの人生が、変わってったか、輝いてったか……。そう考えたら、何でもいいからなにか自分が気づいたことを始めるって、めちゃくちゃ大事だなぁって。だからぼくも、、、よぃしょ、、シャケを大事に食べていこうと思います!
(爆笑)
ムネ
ここであらまきジャケが出てくるんですね(笑)
福島正伸
うん、これあらまきジャケ。
これからの子育てに必要なこと
福島正伸
こんな時代にこそ必要な、子育て人育ての考え方ですとか、森のクマさんはどのように考えてたりしますか?
福島正伸
ええ!?うれしいな、言っちゃっていいのかなぁ〜(> v <)
(笑)
時代が変わっても、変わらないもの
福島正伸
やっぱりね、オンラインで人に会えなかったり、ネット越しでお話をさせていただいたりっていうケースが増えてきたなと思うんですけど、ぼくね、じつは何も変わらないなぁと思ってることもあるんですね。
ふむふむ?
ムネ
福島正伸
なにかっていうとね、オンラインでもなんでも、たとえばクラブハウスとか、メール一つとってもそうなんですけども、そういう一つ一つのメッセージに、生き方が凄く出てくると思うんですよ。
大嶋啓介
あぁぁ………。
福島正伸
直接会わなくても伝わってくるものって、あるじゃないですか。ぼくクマなんだけどほんと楽しいんですよ!分かりますぅ〜?わーかんねぇかなぁ〜? 楽しそうって分かったら、それも伝わってるんだよねぇ。なんかね、日々の生き方が、ちょっとした瞬間とか、些細なつながりで、ぶわあって相手に伝わってくと思うんだ。
ムネ
うんうん
福島正伸
こないだも久々にウチの事務所にみんな集まったら、スタッフの一人が、泣いてたんですよ!「こうやってみんなに会えて仕事ができる……」って。凄く感性が豊かになって、人と繋がろうっていう思いが強くなってる。そう考えることもできるかなぁ〜って思って、クマってまーす!(> v <)
ムネ
ありがとうございます(笑)
福島正伸
だからこういうときこそ、楽しく生きよう、出来ることやろう、思いやり持とう。それはかならずお互いに伝わりあって、すばらしい世の中になっていくと思うんだ!逆にこの機会を、みんなが一つに繋がるきっかけにできたらいいなって思ってまーす!!やっちゃいまーす!!なんでもしまーす!わーい!!大好き〜〜〜!!
ムネ
ありがとうございます!大棟さんにもいまの時代に必要な考え方について伺いたいです。
応援された分、力を発揮することができる
大棟耕介
さっき鬼丸くんがいった「斜め」っていうのが凄く心に残っていて。ぼくら病院でパフォーマンスをするんですけど、あえて遊園地や幼稚園でもパフォーマンスをするようにしているんですね。あくまでも「外の人間」でありたいんですよ。
そうそう!
鬼丸昌也
大棟耕介
外の人間が入ることにぼくは意味があるって。病院の中には、元気のない子もいれば元気な子もいるし、幼稚園にも元気な子、元気ない子いる。でも幼稚園でパフォーマンスをしているときのエネルギーを持ち込めたらいいかなって。
ムネ
うんうん
大棟耕介
「病気の子ども」にパフォーマンスをするんじゃなくて、「子ども」にパフォーマンスをしているんです。ぼくは親戚のおじさん理論って言ってるんですけど、やっぱりこの「テキトーなおっさん」が、子ども達にとってはいいんですよね。先ほど鬼丸くんが言ってくれたように斜めの形、そういう存在である人がこれから世の中たくさん増えていくといいと思いますね。
大嶋啓介
ぱちぱちぱち
大棟耕介
もう一つは、ぼく東北の被災地に行くときに、みんなに「支援してくれ」って言うんですよ。なぜかというと、自分の力で行くより、みんなに応援されて行った方が何倍も力を出すことができると。そのときに「1円くれ」ってよく言うんですよ。
福島正伸
あげまーす!いっぱ〜い!!!
大棟耕介
シャケもください、シャケも!(笑)
福島正伸
シャケの売上もあげまーす!これから売るの。
大棟耕介
もちろん一万円、千円、めちゃめちゃ嬉しいんですけど、1円と0円ってめちゃめちゃ大きな違いで、1円でもいいから出したことが大事だと思ってるんです。東北も最初から700公演するつもりなんかないんです。1公演でも行きたくなかった。怖かった。だけど、みんなから背中押されたて一歩目踏み出しちゃった、パフォーマンスした、喜ばれた、「また来てね」って言われた、「おう!また来るよ!」って、あ、言っちゃった……。その小さな約束を破れずに、700公演続いてたっていう感じ。
大嶋啓介
いやあ………
大棟耕介
ちっちゃい勇気が重なって大きな動きになっていくっていうのは、今後子ども食堂にも必要じゃないかなと思ってます。
大嶋啓介
大棟さんの小さな約束を守る生き様がすーごい素敵だなって。それとビックリしました。全国いくつの病院でしたっけ?
大棟耕介
契約してる病院がいま96病院で、150名の仲間と一緒に回ってます。
大嶋啓介
96の病院……。そして150人の仲間が集まるって、大棟さんの思いと行動と誠実さ、小さな約束を守ってきたことの積み重ねが繋がっていくんだなって。すごく刺激と気づき、感動を頂きました。ありがとうございます!今度飲ませてください(^^)
大棟耕介
いえーい!!(^^)
三日坊主でいい、なにかやり抜いてみよう
ムネ
鬼丸さんからも、これからの時代に必要な子育て人育てについて教えて頂いてもよろしいですか?
鬼丸昌也
ありがとうございます。いろいろあると思うんですけど、ひとつは小さくてもいいから、「やり抜くこと」だと思います。むかし原田隆史先生が、ドリプラの審査員をされたことがあって、そのときに先生が、「三日坊主でええんやで。3日やって4日目休んだら、また次の日から3日やったら1週間のうち6日やっとるやないか。それでええんよね〜」って言われたことがいまも心に残ってて。一回疲れたら休むじゃないですか。止まっちゃう。でも「止める」と「辞める」は違いますもんね。ちょっとでもいいから何かを成し遂げる姿を見せてあげることが、凄く大事かなぁ。
福島正伸
いぃ〜話だな〜二人ともぉ。
ムネ
ありがとうございます。この夢食堂を通じて飲食店の人たちが「自分たちがやってることって誇らしいことだな」って思えたり、10数年後にはその飲食店で働く人が出てきたり、それぞれの「斜め」が連鎖していったりもするんじゃないかと思っています!今回は本当にありがとうございました!
大嶋啓介
ありがとうございました〜!!