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人間力サミット2020 〜小林さやか氏×矢部裕貴氏⑧~


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『コロナ休校中の子どもとの勉強方法⑧』

 

 

お母さんの一言の影響力

 

大嶋啓介
大嶋啓介
じゃあ、裕貴!
裕貴も、すごくたくさんの、反抗期の中学生の子たちをたくさん見て来たと思うんだけども、その中で裕貴の話も聞きたいです。
矢部裕貴
矢部裕貴
はい、ありがとうございます。結構前の、10数年前の話なんですけど。
東京で元々塾をやっていて、当時、高校3年生だったかな、男の子を見ることになって。
その子、超進学校の高校に入っていて、エスカレーター式でそのまま大学に行けるっていうところだったんですけど、急激にバーって成績が落ちて、お母さんが子ども連れて「塾で何とかしてくれ」って来て。
僕メンタルの指導と、勉強はまた違う先生が教えてたんですけど、お母さんと話をさせていただくことがすごく多くて。そうしたらある時、突然、真っ黒髪で上、学ラン、ビシって感じの子だったんだけど、ある時から学ランの上が外れはじめて、「おや」って思ったんですよ、その時。「なんかおかしいぞ」って。
そうしたら、次の週になったら、昔の時代のアレじゃないけど、中に赤いTシャツ着て、「ちょっと時代違うな」とか思いながら、段々形が崩れてきて。
1か月後ぐらい経ったら、髪の毛が茶色くて。普通にこの時点で退学なんですよね、進学校なので。
そこまで来ちゃった時に、僕はだんだん形が変わって来た時って主張したい時だった思っていて、お母さんとかお父さんにすごい主張したいことがあるんじゃないかなって思ってたんですけど。僕の基本的なスタンスとしては、アドバイスは求められるまでしないっていうのを決めてて。というのは、欲しい時じゃないと絶対に拒絶するので、ずっと見守らせてもらってて。お母さんから相談何回か受けるんですけど「うちの子の勉強どうしたらいいんだ」とか「身なりが崩れて来て、このままだと退学になってしまう」とか、要は今日冒頭であったように何とかして更生、お母さんの思う正しい道のほうにっていう相談がすごく多くて。それをずっと聞いてたんですけど、本当にここからね酷くなっていくんですよ、どんどん。まず、家に帰らなくなってくる、公園とかで寝てたりとかするんです。その真っ黒髪のビシッっていう子が。それがどんどんエスカレートしていって、ある時、家庭内暴力まで行っちゃった。お母さんがすごく傷ついて、その時に、お母さんから初めて回答を求められた。
「本当に私、どうしたらいいかわかりません」って。「私はどうしたらいいんですか?」って鬼気迫る感じで言われた時に、「お母さんは今、お子さんになんて伝えたいんですか?」って聞いて、「それを伝えてください」とだけ言ったんです。その場で僕が聞いた訳ではなくて、伝えてくださいって。
子どものほうのアプローチとしては、僕は基本的に、心が開くまではこっちから適当なことは言わないって決めてるんで、様子は分かったんですよ、なんとなく。親に何か言いたいことがあるんだろうな、みたいな。
そこから次の週ですね、金髪で、もうほぼ制服着てない状態で、身なりが汚いっていうか、外で生活してるから汚いんですけどっていう子が、突然ですよ、その次の週に、元の、一番最初に見た形に戻ってたんですよ。真っ黒髪で、学ランを上までピチっと上げて、それで来たんですよ。
小林さやか
小林さやか
何が起きたんでしょう。
矢部裕貴
矢部裕貴
当たり前のように来るから、こっちが逆にどういうリアクション取っていいかわからないくらい。「何が起きたんだ⁉」みたいな感じで来て。そこから子どもはめっちゃ勉強頑張って、進学したんですよ。
のちのち1か月後ぐらいに、お母さんが落ち着いた頃に来てくれて「お母さん、どうしたんですか?何があったんですか?」って聞いたら、「先生にアドバイスしてもらったみたいに、私が思っていたことをただ言ったんです」って。ちょっと気になったので「もしよかったら教えてもらっていいですか?」って聞いたら、一言だけ「本当にごめんね」って言ったらしい。
その子どもは、結局、子どもに期待して、子どもが受け取れない愛情の示し方で、接してたんだけど、それが苦しかったらしいんですね、子ども自体は。
だから、子どもが求めていたのは、お母さんが本当に自分のことを思ってくれてたんだけど、今までのやり方違ったわ、ごめんねってその言葉が聞きたかったんだなっていうことがわかったんです、最終的に。
小林さやか
小林さやか
うん。
矢部裕貴
矢部裕貴
その時に、僕がすごく衝撃受けたのは、そこまでのプロセスが1年半ぐらいかかってるんですよ。
子どもにありとあらゆる方法をめちゃくちゃやって来たんですよ。それこそ、色んな人たちから学びながらやってきて。でもちょっとずつしか変化してなかったんです。
小林さやか
小林さやか
うん。
矢部裕貴
矢部裕貴
でも、お母さんのそのたった一言だけで、こんだけ激変するんだっていうのを目の当たりにした時に、子どもをサポートするのもいいんだけど、僕がサポートするのはお母さんだって。というのは、お母さんって本当に一人で抱えてて、その苦しみを誰にも言えないんです。それでそうやって苦しんでいって、それを見て子どもがまた苦しんでいく。さやかちゃんも言ってたけど。
その姿を見て苦しんでるっていうが一番多いから、だからお母さんの味方でありたいっていう風に思わせてくれたきっかけになったのがそのエピソードです。その時のお子さんから学ばせてもらった。
小林さやか
小林さやか
そうですね。
大嶋啓介
大嶋啓介
いやぁ、さやかちゃんね、裕貴はあんまり口数、講師という立場なので喋れって言われれば喋るんですけど、普段は本当に口数少なくて、基本的にはお母さんの聞き役なんですよ。徹底的に悩みとかお母さんの思っていることを聞いていくので、彼の才能だなって思うんだけど。
一緒に何回も裕貴と講演させてもらうんだけど、お母さんたちが僕じゃなくて、裕貴のファンになっていくんだよね。
小林さやか
小林さやか
アハハハハ
大嶋啓介
大嶋啓介
これちょっと、嫉妬が入ってるんだけど。
小林さやか
小林さやか
嫉妬が入ってる(笑)
大嶋啓介
大嶋啓介
でもね、本当ね、お母さんって話を聞いてもらいたいんだなって。やっぱり一人で抱えられていたりとか、旦那さんにもなかなか話せていなかったりとか。そういう方たちもいるんだなって。
それでね、裕貴と関わっていくと、お母さんがどんどん輝いていく。お母さんが輝いていくだけで、家庭ってこんなに変わるのかって、子どもたちが変わるのかっていうのをたくさん見て来たから。
不登校だった子どもが、反抗期で学校行きたくないって、全然やる気がなかった子が、お母さんが頭を抱えて悩んでいた子が、まずはお母さん自身が明るくなっていったの。まず、お母さんが明るくなっていったら、学校行くようになっていったの。
小林さやか
小林さやか
うんうんうん。
大嶋啓介
大嶋啓介
そんな変化が起きるんだなっていうのを裕貴の周りでたくさん見てきたから、お母さんの笑顔っていうのは、ものすごい子どもたちの何かに繋がってるんだなっていう風にすごく感じた。

 

〜つづく〜(次回の記事を読む)

 

動画はこちらから!

 

 

人間力サミット 講師:ビリギャル小林さやか氏×矢部裕貴氏×大嶋啓介

登壇日:2020年05月04日

講演テーマ 【コロナ休校中の子どもとの勉強方法】

 

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