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四角大輔さんのミニマルな生き方とは?人間力大學の対談で語った「1点集中」

四角大輔さんは、ニュージーランドで自給自足の暮らしを送る作家です。
ソニーミュージックで音楽プロデューサーとして活躍したあと、2010年に移住しました。

四角さんは、2024年3月9日の人間力大學オンラインに登壇し、「超ミニマル・ライフ」をテーマに講演しました。
この記事では、その前に行われた事前対談(2024年3月)から、四角さんのミニマルな生き方の考え方を5つ紹介します。

ひと言でいうと

四角さんの考えるミニマリズムは、ものを減らすこと自体より、1つのことに深く集中するために、ほかを手放す生き方です。

四角大輔さんのミニマルな生き方 5つの考え方

四角大輔さんとは

  • 作家・環境保護アンバサダー
  • 大阪府生まれ。大学卒業後にソニーミュージックに入社し、10回のミリオンヒットを記録したプロデューサー
  • 2010年、すべてをリセットしてニュージーランドに移住。概要欄では「ポスト資本主義ともいえる自給自足ライフ」と紹介されています
  • 公式サイトは daisukeyosumi.com(概要欄より)

この事前対談には、ニュージーランドの空の広い屋外から参加していました。

対談の中で大嶋啓介は、10年以上前に四角さんと会ったことがあると話しています。
大嶋のマネージャーが四角さんの生き方に強く影響を受けていて、絶対に会って話を聞いたほうがいいと勧めていたそうです。

大嶋は50歳になり、残りの人生をどう生きるかを本気で考えているところでした。
もっと世界を見たい、という大嶋の話から、対談は始まります。

四角大輔さんのミニマルな生き方、5つの考え方

1. 広く見る前に、1つの世界に深く入る

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(1〜5は、2024年3月の人間力大學オンライン事前対談より)

四角さんは、若いころから留学や世界の旅を重ねてきました。
それでも、世界を広く見ること以上に大事にしていることがあると話しています。

何か1つを深くディープに行くっていう方大事だと思う── 四角大輔さん

旅のイメージで見られがちですが、本当は1つの世界に入り込んでいくタイプなのだそうです。
野球ひと筋の時代があり、レコード会社では15年間、音楽アーティストのプロデュースに打ち込みました。
10年単位で1つの世界に入り込み、その間はほかのことができない、とも話しています。

幼稚園に入る前から今まで続けているのが、魚釣りです。
学生時代にフライフィッシングにはまり、極めていくうちに、自分は湖がいちばん好きだと気づきました。

日本の湖を回り尽くしたあと、ニュージーランドにとんでもない湖がたくさんあると知ります。
そのとき、絶対にニュージーランドに移住すると決めたそうです。

この話のポイント

一度1つの世界に深く入ってから世界を見ると、見え方がまったく違う。
四角さんはそう話し、大嶋の飲食の仕事にも同じものを感じると伝えています。

2. 1点に集中するために、ほかを手放す

四角さんは、人生は1点突破、1点集中しかないと考えています。
まんべんなくいろいろなことに手を出して、どれかが当たる。そうして幸せになった人を、1人も見たことがないそうです。

短い期間で成果が出たり、収入が大きく上がったりする人はいます。
けれど、それは続かない、と四角さんは話しています。

四角さんは2022年に『超ミニマル主義』、2023年に『超ミニマル・ライフ』を出しています。
前者は仕事に、後者は生活習慣や運動、食といった暮らし全体に焦点を当てた本だそうです。
2冊に共通する考え方を、四角さんはこう説明しました。

何かに1点集中するために他全部手放す── 四角大輔さん

これが自分のミニマリズムの考え方だ、と四角さんは話しています。

人間力大學オンラインでは、四角さんのような講師が登壇し、事前対談の続きを講演の本編で話しています。会員は過去の講演動画も見られます。
→ 人間力大學オンラインを見てみる

3. 自分の「レンズ」を持ってから世界を見る

四角さんがこの考えを伝えたいと思ったのは、今の日本の様子を見てのことでした。

あれも欲しい、あの人ともこの人ともつながりたい。
人脈を広げ、SNSでのつながりも一気に増えていく。

日本は安全で便利で、暮らしやすい国です。
だからこそ、やりたいことややれることが限りなく出てきて、みんながいろいろなことに手を出してしまう、と四角さんは見ています。

このままだと何も残らないのではないか。
その思いから、四角さんは3〜4年かけて、この2冊を1冊のつもりで書き続けたそうです。
書き上がった原稿は1000ページ分になり、半分に分けて出版しました。

四角さんは、自分の価値観、つまり「レンズ」のようなものを持つことの大切さも話しています。
レンズを持たないまま世界一周をしても、得られるものは浅くなってしまう。
1点集中で培ってきたレンズを持って世界を見れば、見えるものがまったく違う、という話です。

この話のポイント

世界を見たいと話す大嶋に、四角さんは、これまで1点集中で培ってきたものがあるからこそ、今から世界に出ていくのが面白いと伝えています。

4. 影響を受け続けて、固まらない

四角さんは、自分のことを人の影響をすごく受けるプロでもある、と話しています。
ずっと変化し続けたいから、いろいろな人の影響を受け続けているそうです。

最近は特に、自分より年下の人たちから学ぶことが多いと言います。
レコード会社時代から10代、20代のアーティストと仕事をしてきて、次の世代から勇気やインスピレーションをもらってきました。

四角さんが12年前に出した本は、知らないうちに次の世代のミニマリストのバイブルのようになっていたそうです。
その本を読んだ若い人たちの発信から、今度は四角さんが刺激を受けている。
影響が循環している、と四角さんは話しています。

固まりたくない、変化し続けたい、スポンジのように吸収し続けたい。
四角さんは、影響を受けやすいほうがきっと得だと思う、と語っていました。

5. 合わせすぎず、そのままの形で外へ出ていく

対談の後半では、日本のやり方を海外でどう伝えるかという話にもなりました。

四角さんは、これまで海外向けにやり方を変えて失敗した例を、レコード会社時代に見てきたそうです。
今は日本のポップスがそのまま受け入れられる土台ができてきた、と話しています。

日本のフォーマットをまんま世界に持ってく── 四角大輔さん

現地のルールを守るための工夫は必要だとしたうえで、海外に合わせて作り替える必要はなくなってきている、という考えです。

四角さん自身も、作家として世界に出ていくことに挑戦しようとしています。
向こうで売れそうな本を考えたこともあったけれど、このままの自分で行こうと覚悟を決めた直後だった、と話していました。

本番が楽しみでたまらないと話す大嶋に、四角さんは、楽しみであることが何よりもいちばんで、それがないと始まらないし続けられない、と応じています。

四角さんの話から、今日からできる3つのこと

  1. 長く続けてきたことを1つ書き出してみる:自分が深く入り込んできた世界は何か、紙に書いてみる
  2. 今、手を広げているものを見直してみる:いちばん大事にしたいことのために、手放せるものを1つ選んでみる
  3. 年下の人の話から学んでみる:次の世代の発信に触れて、刺激を受けたことを本人に伝えてみる

四角さんの話をもっと聞きたい方へ

人間力大學オンラインでは、生き方や働き方、人との関わり方などをテーマに、さまざまな講師が講演しています。

人間力大學オンラインの講師と日程を見る

この記事は、人間力大學オンラインの事前対談(YouTube「人間力大學」)で四角大輔さんが話した内容をもとに、人間力大學 運営チームがまとめたものです。