新着情報NEWS

人間力サミット2020 〜高濱正伸先生⑤〜

メシが食える大人に育てるために親が今できること

 

家族を幸せにする特訓

高濱正伸
高濱正伸
本気で自分の妻を幸せにしたいと思うなら、そのための特訓があって。
大嶋啓介
大嶋啓介
特訓ですか!?
高濱正伸
高濱正伸
はい。幼稚園に預けたあとは、5〜6人でママ達がくっちゃべってる女子会があるんですよ。そこに混じって、ログをとっていくんですね。

AさんBさんCさん、誰が何を喋ったらどんな反応があった、そうするとね、分かってくる。

何が言いたいかというと、会話の脈絡のなさですよ。

大嶋啓介
大嶋啓介
(笑)

 

異性は違う生き物だと受け止める

高濱正伸
高濱正伸
なんの話ししてるか全然わからない。

いやだから、「なんの話してるの」って考えてるからダメなんだって。なんの脈絡もないんですよ。次々にみんな言いたいこと言って、受け止める。

「わかる〜」とか言ってるんです。馬鹿にしてるんじゃなくて、お母さんってのはその中で心が和んでいく生き物だということ。

はい

大嶋啓介
大嶋啓介
はい

高濱正伸
高濱正伸
LGBTだとか、中間があることだってもちろん知ってますよ。ただ、性別の差は間違いなくあるということです。だから、相当な覚悟を持って「相手は違う生き物だ」と思ってやっていかないと、上手くいかないわけですよ。
大嶋啓介
大嶋啓介
あぁぁ

 

女性側からも歩みを

高濱正伸
高濱正伸
実は女性側でもそうなんですよ。例えばお父さんが新聞を読みながら、「いいんじゃなーい?」とかって言ってると、男からすると普通のことなんだけど、お母さん達は腹立つわけですよ。

「聞いて!」ってね。

それで「今私なんて言った?」「あれどうなってるの?」とかって意地悪するわけですね。そういう形で、異性というものに対して学びが少ないまま大人になっちゃった人たちは、恋はします、子どもは作ります、だけど結婚生活がうまくいきません、ってなっちゃうんですよね。

そういうのも含めて「人間力」だと思ってるので、花まる学習会としては、小さい頃に異学年構成の班を作って、2泊3泊旅をさせると。何回かやってるんですけど、とってもいいんですよね。

最初は上手くいかないんですけど、感性も育ちも全く違う子達でやってますから。中には片付けもしないでどっかいっちゃう奴らもいれば、いじわるをしてくる奴もいてね。

大嶋啓介
大嶋啓介
うわぁぁ
高濱正伸
高濱正伸
でも、そういう経験があれば、なんかあったときも大丈夫。仲良くなれた時には勝利感というか、成功体験になるので。

「自分は誰とでもやれるもんね」と自信になっちゃえば、大人になって会社で怒鳴られたときにも、「昨日怒鳴られちゃってさ〜」なんて平気で生きていられる人になれると。

心の耐性とか、心の厚みみたいなのは、経験総量しかないので、昔はガキ大将システムで、学年が上がっていくうちに序列が上がっていくと。ただそれだけだと薄っぺらになっちゃうので、外国人や障害を持った子も含めて、いろんな人に出会わせるようにしています。

あとは「暮らす」っていうのが凄く大事ですね。

大嶋啓介
大嶋啓介
ああ!!

 

 

無人島まるごと買取!?

高濱正伸
高濱正伸
これはここで初めて言うんですけどね、うちはこのコロナ禍で無人島を買いました(笑)
大嶋啓介
大嶋啓介
ええ!!どちらにですか??
高濱正伸
高濱正伸
広島県です。いやね、究極の経験ができるなと。なんにもない所でみんなで一緒に生きるって、究極の伸びがあるだろうなと思ってですね。

もう大変ですけどね。7つくらいビーチがあるような、本当にいい島です。

大嶋啓介
大嶋啓介
それは、何もない所で生き抜くっていう経験が、子ども達の成長にとって凄くいいっていうことですか?
高濱正伸
高濱正伸
そうですね!

大人達からのメッセージとして、これは大嶋さんの前で言うのもあれですけど、やっぱり素晴らしい人たちっていうのは逆境を楽しめる人たちなんですよね。

大嶋啓介
大嶋啓介
あぁ……

 

無人島マインドが子どもを育てる

高濱正伸
高濱正伸
文句だけ言う人とか、嘆くだけの人とか、いろんな人たちがいるなかで、なんとか耐えて頑張る人もいる。それで一番トップの人たちっていうのは、逆境を楽しんじゃうんですよ。これは本当にそうで、3.11の時もそうでしたし、

「無いなら無いでやるしかないじゃーん」

みたいなね。

今回は、いもと先生っていう仲良かった先生が、オンライ授業の設計をしている時に、彼が一言、「この限られた中でなんとかしようっていうこの時間、イイっすよね〜」って言うわけですよ。

大嶋啓介
大嶋啓介
ぇぇぇぇええ
高濱正伸
高濱正伸
この感じですよ。愚痴とか嘆きじゃなくて、「これならどうやろうかな〜」だと思うんですよ。これは無人島精神だと思うんですね。

何もない中で、火はどうつけようとか、餌はどう手に入れようとか、そういうことが身に付けば、どんな時代になってもちっとも怖くないですね。

大嶋啓介
大嶋啓介
いやあ! 

塾で無人島に行く経験をさせるなんて、今まで聞いたことないですね。

高濱正伸
高濱正伸
過去にも先輩でいたかもしれないですけど、自分たちで無人島を買ってやるところはいないと思いますよ。クレイジーです(笑) 

逆に振り切っちゃおうと思って。

 

大人も学べる無人島

大嶋啓介
大嶋啓介
それは、大人用の研修はないんですか?
高濱正伸
高濱正伸
やりますよ。

最初はむしろ大人達を連れて行って、「この道を作る事を協力してください」とか、「釣り場を作る事を協力してください」とかやると、集まる酔狂な大人もいっぱいいるんじゃないかなと思ってます(笑) 

いきなり子どもはね、ちょっとハードル高いですね。

大嶋啓介
大嶋啓介
これは興味のある大人もたくさんいると思いますし、こういうときに無人島精神っていうか、そんな感覚で逆境を楽しめる経験が子どもからできるって素晴らしいですね。僕もそういう感覚がなかったので、すごいなと思いました。

 

〜つづく〜

 

対談映像はこちら!

 

 

人間力サミット 講師:高濱正伸氏

登壇日:2020年05月05日

講演テーマ 【メシが食える大人に育てるために親が今できること】

 

人間力大學を110円で体験してみる!↓↓↓↓↓↓↓↓

https://ningenryokudaigaku.com/entry/

 

一般(ビジター)参加はこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓

https://ningenryokudaigaku.com/tokyo/…

てんつくマンさん登壇の人間力大學オンライン 今すぐお申込を!