『香取貴信流～人間力の高め方～②』

アホをさらけ出す

香取貴信

うん。何か…いや、俺もできてないのよ、俺もできてないんですけど、人前に立ったりとか、やっぱりいい人に思われたいんだよ。

ムネ

うんうんうんうん。

香取貴信

すごいちっちゃい自分がいるんだよ。みんなに好かれたいし、嫌われたくないのよ。こう見えて、こう見えてね、あのね、多分、啓介は知ってるけど、こう見えてメンタル弱いですから。

ムネ

香取さん、そうなんですか⁉感じさせないですね！

香取貴信

アハハ！いや、やっぱね、人から、よく見られたいってあるじゃん。

ムネ

好感度をね！好感度高い方が、いいですもんね。

香取貴信

そうするとね、知らないこととかも、「知らない」って言えなくなっちゃう自分がいて。

ムネ

なるほど！

香取貴信

「いや、知ってるよ」っていう(笑)ちょっと自分を大きく見せたいから、賢く見せないから、知らないんだけど、本当はね。本当は知らないんだけど、知ってるふりをするとかね。なんかそういう自分がいてそれって人間力ねぇじゃん！(笑)

ムネ

(笑)そうだな～

香取貴信

アハハ！でもそれってさ、賢い人から見たら、バレちゃうんだよね。

ムネ

一発でわかるんですよね。そういう人は。

香取貴信

一発でわかるよね、みんなね。いろんな人に会ってるからさ。だから、だからやっぱね、アホはアホのまま。さらけ出していこうと。だから逆に言うとね、知ったかぶりじゃなくて、『知らなかったふり』の方がいい。

『知らなかったフリ』

ムネ

なるほどなぁ。知らなかったふりってのは香取さん的にはどんな感じ？例えばどういう風に？

香取貴信

例えば、ここだけの話だけど、めんどくせえ先輩とかいんじゃん(笑)

ムネ

アハハ！全然ここだけっていう…YouTubeで流れますから(笑)

香取貴信

いやいや、そうだね。なんかさ、飲むとさ、同じ話する先輩とかいるんだ。

ムネ

武勇伝をちょっとこう、話してしまったりとか。

香取貴信

自分が知ってることを話して後輩たちが「凄いっすね」ってやっぱ言ってほしいっていうのはわかるから(笑)でもさ、もうそのくだり、ずっと飲んでるから。何十回も何百回も。「またはじまったよ」っていうのがあるじゃん。

ムネ

ありますよね。

香取貴信

でも、そのときにも知らなかったふりができた方が、かわいがられるじゃん。

ムネ

うん。確かに、確かに。

香取貴信

ただね、知らなかったふりをすると、新たなものが出てきたりするのよ。例えば、何か話してて、「日本はこうでな、ああでなな」って言って「あ、またそれが出てきた」って言ったときに、一応、釘は刺すよ。

ムネ

アハハ！

香取貴信

一応釘は刺して。「それってこないだも聞いた話っすよね」って言って。でもね、一応「こないだを聞いた話ですよね」っていう釘は刺すんだけど、ささやかな抵抗。(笑)それ言いながらも、言いながらも、「でもそれってその、もうちょっとそれで詳しく教えてもらっていいすか？」「一体どうどういうことなんすか？もっと詳しく言うとどういうことなんすか？」って深掘りをしていく風に質問を投げかけると、そうすると、以前とは違うことが出てきたりする。それが自分にはない知識だから。だからアホになろうっていうのは、アホの方が知らないことだらけじゃん？

ムネ

うん。

香取貴信

だから、その方がたくさん教えてもらえるよね。

ムネ

すごいな、深いな～。背伸びしちゃいます。できるフリしちゃったり、わかってる風な感じだしちゃったりしちゃう。

香取貴信

特に後輩たちの前はさ。いい格好したいよ。あと、あと綺麗なお姉さんたちがいっぱいいると。

ムネ

いや、もうそれは間違いなくて背伸びしちゃいそうになりますよね。ドヤ顔しちゃいますもんね。

〜つづく〜

人間力大學オンライン講師：香取貴信（かとりたかのぶ)氏