てんつくマンさんは、「きっかけ番長」として活動している人です。
お笑い芸人から路上詩人になり、映画づくり、海外支援、保育園や農業まで、いくつもの挑戦を続けてきました。
てんつくマンさんは、2026年10月19日の人間力大學オンラインに登壇予定です(事前対談の概要欄より)。
この記事では、2回の事前対談(2022年・2026年)から、てんつくマンさんの経歴と考え方を4つ紹介します。
ひと言でいうと
てんつくマンさんが大切にしているのは、正しさや真面目さより、自分も誰かも嬉しくなる楽しさを選ぶことです。
その楽しさを、子どもたちと一緒に広げようとしています。

てんつくマンさんとは(経歴と現在)
- 本名は軌保博光(のりやす ひろみつ)。兵庫県出身
- 高校卒業後、月亭方正さんとコンビを組み、吉本興業のお笑い芸人に。「ガキの使いやあらへんで」などに出演
- 7年後、映画を創りたいと吉本興業を円満退社
- 映画の資金を集めるために路上に座り、インスピレーションで言葉を書く路上詩人になる
- 路上に座って4年後、6000万円を集める自転車日本一周の旅に挑戦し、11か月で目標を達成
- 7年半追い続けた夢だった映画「107+1~天国はつくるもの~」を完成させる
- NGO「MAKE THE HEAVEN」を設立し、カンボジアの海外支援、中国の植林、東日本大震災のボランティアなどに取り組む
- メンタルコーチとして、女子プロゴルファーのシード権獲得や、小豆島高校の甲子園出場を手伝う
現在は沖縄で、妊娠中から通える「おなかの中から保育園」の理事長を務めています。
農薬をかけずに声をかけてマンゴーを育てる有限会社ヨミガエラセ屋の代表、ニュースクール「ミライワライ」の絶校長でもあります(2026年10月の対談の概要欄より)。
2026年の対談では、沖縄に加えて淡路島にも拠点を置き、2拠点で活動を始めたと話していました。
大嶋啓介が受け取ったもの
司会は、てんつくマンさんを大嶋啓介の兄貴分として紹介していました。
大嶋は、てんつくマンさんを人生でいちばん影響を受けた人だと話しています。
出会うまでの大嶋は、もっと頑張らなければ、こうしなければ、とガチガチだったそうです。
てんつくマンさんと出会って、もっと緩んでいい、もっと人生を楽しんでいい、と考え方が変わったと振り返っています。
大嶋が衝撃を受けたのは、てんつくマンさんから聞いた学校での講演の話でした。
やんちゃな生徒の多い学校で、いちばんやんちゃそうな生徒の目の前に座り、その子の目を見て、可能性はそんなものじゃない、と伝えたという話です。
全校生徒がいる中でも、1対1で本気で向き合う。
その姿を思い浮かべながら、大嶋も学校での講演を変えていったそうです。
てんつくマンさんの考え方、4つ
1. 正しさと真面目さは手放していい
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(1〜3は、2026年10月の人間力大學オンライン事前対談より)
何かを伝えるときも、面白い方法で伝える。
大嶋にそう言われたてんつくマンさんは、こう答えています。
手放したいのは、正しさと真面目さの2つだそうです。
てんつくマンさんは講演会で、生まれる前のことを思い出してみて、と問いかけることがあります。
美しい地球に生まれてくるとしたら、何のために生まれたいか。心がピンと来たものに手を上げてもらうのです。
この地球で楽しむため。海をきれいにしたい。動物や、障害のある人の力になりたい。
いろいろな答えが出る中で、正しく生きるため、真面目に生きるためと答えて手を上げる人は、1〜2%ほどだと話しています。
それなのに、小さいころから親や先生には、正しくしなさい、真面目にしなさい、と教わることが多い。
本当の気持ちと逆のことを求められるから苦しくなるのではないか、というのがてんつくマンさんの見方です。
この話のポイント
自分はできていない、落ちこぼれだ、と思ってしまうのは大きな勘違いだ、とてんつくマンさんは言います。
そうした人たちに向けて、「もっと楽しんでええねんで」と呼びかけたい、と話していました。
2. 迷ったら、自分も誰かも嬉しいほうを選ぶ
てんつくマンさんは、正しさの代わりに大切にしているものを、こう表現しています。
本当に自分も嬉しくて誰かも嬉しい── てんつくマンさん
自分も嬉しくて、動物たちも嬉しい。未来の子どもたちまで嬉しい。
そこまで考えて楽しい農業を選べば、農薬をかけることはしないだろうし、100年先、1000年先も使える農地にするだろう、と話しています。
楽しいほうを本気で選ぶと、結果として正しいことになる。
これが、てんつくマンさんの考える楽しさです。
いま取り組んでいるプロジェクトも、「自分も嬉しくて誰かも嬉しいことは何やろう」という問いかけから生まれているそうです。
新しい拠点の淡路島について、てんつくマンさんは、食料の自給率が高い一方で、水とエネルギーが弱いと話していました。
捨てられるプラスチックを石油に戻す技術を知り、淡路島で暮らしが成り立つような長期の取り組みに関わりたいと考えているそうです。
人間力大學オンラインでは、てんつくマンさんのような講師が登壇し、事前対談の続きを講演の本編で話しています。会員は過去の講演動画も見られます。
→ 人間力大學オンラインを見てみる
3. 子どもが世界を変える
てんつくマンさんが今、力を入れているのが、子どもたちとバスで旅をする学校です。
対談では「旅学」と呼ばれていました。
声をかけるのは、学校に行っていない子、行けていない子、学校に違和感を持っている子です。
俺ら大人の力では無理やわ、お前らの力を借りたい、と子どもたちに頼む。
そんな気持ちで始める旅だと、てんつくマンさんは話しています。
対談の時点の予定では、2026年10月20日から5か月間。
夢を叶えている人や、無理だと言われることに挑戦している人に会いに行きます。
農業をあきらめかけているおじいちゃん、おばあちゃんの畑に行き、草刈りなどを手伝うことも考えているそうです。
子どもたちが手を貸すことで、もう少し頑張ってみようと思える。そんな希望の種をまいていく旅です。
この話のポイント
大人が町でゴミを拾うより、子どもがゴミを拾っている姿を見たほうが、捨てる側の心は動くのではないか。
てんつくマンさんはそう考えて、子どもの力を借りたいと話しています。
4. 自分のルールで生きる
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(4は、2022年7月の人間力大學オンライン事前対談より)
2022年の対談で、てんつくマンさんはワークショップを続ける中で気づいたことを話していました。
自分のルールを自分でつくり、そのルールで生きている人は、とても幸せそうだということです。
本当は誰もが、自分が幸せになるルールを知っている。
ところが、親や周りから入ってくる情報で、そのルールが書き換えられてしまうことがある、とてんつくマンさんは言います。
それを、ラグビーをしているはずなのに、これはサッカーだと言われているようなもの、とたとえていました。
楕円のボールでサッカーをしたら、ボールはどこへ行くか分からない。だから思いどおりにいかなくなる、という話です。
だからこそ、人にアドバイスをするより、自分で自分の答えに気づける人を増やしたい、と話していました。
みんな、答えは自分の中に持っているから、というのがその理由です。
この話のポイント
1の正しさを手放す話と同じく、他人から与えられた正解ではなく、自分の中の答えを大切にする考え方です。
2026年10月19日の講演は「親子で」
2026年10月19日の人間力大學オンラインで、てんつくマンさんは「人生は、いつからでもおもしろくできる―迷ったら、楽しいほうへ一歩踏み出そう―」というテーマで講演する予定です(概要欄より)。
子どもの力を借りたいから、今度の講演は親子で見てほしい。
てんつくマンさんはそう話し、子どもにも分かるように話すと約束していました。
「大人嫌いっていう子供にも来てほしい」とも話しています。
てんつくマンさんの話から、今日からできる3つのこと
- 迷ったら、自分に問いかけてみる:自分も嬉しくて、誰かも嬉しいのはどちらか、と考えてから選んでみる
- 「〜しなければ」を1つ書き出してみる:それが自分で決めたルールか、誰かから教わったルールかを確かめてみる
- 子どもの声を聞いてみる:家族や身近な子どもに、どう思う?と意見を聞いてみる
てんつくマンさんの話をもっと聞きたい方へ
人間力大學オンラインでは、生き方、子どもとの向き合い方、人との関わり方などをテーマに、さまざまな講師が講演しています。
この記事は、人間力大學オンラインの事前対談(YouTube「人間力大學」)でてんつくマンさんが話した内容をもとに、人間力大學 運営チームがまとめたものです。