これ由美ちゃんの脳、まったく全部記憶がなくなった。そっからそれ、もうだからデータじゃないけど、なんていうの、それ研究したいよね。

そうですよね。

逆に、これ変な話しだけど、由美ちゃん、小学校3年生とか4年生だっけ？

そうですね、小3ですね。それがシンクロやるってなってやりだしたのがね。事故が2年の秋なんですけど、入院して退院したらもう3年生だったので。

逆にその小学校3年生、2年生とかに潜在意識…これは絶対やっちゃいけないことだと思うけど、記憶を1回消して、もう1回入れ直したら由美ちゃんのようにオリンピック選手になっていく人たちが増えてくってことなのかな～？

そうなんですけど、でもそれって正直不可能じゃないですか。

再現性はないですよね。

だから、私が再現したいのは、むしろ大嶋さんとか。そのいわば、後からでも生き方を変えていってる人たちっているじゃないですか１しかも大嶋さんって恐らくそこそこの今、ネアカですよね？そんなに。うじうじ落ち込んじゃうタイプじゃないですよね？結構切り替え早いんじゃないですか？何かあってもちゃんと、もう自分を上げれる何か思ってらっしゃると思うんですよ。必ずここに戻してくる、フラットに戻してくる何か物を持ってると思うんですけど。そういうものを持って、そこを作りきった人と、それを持たない人との差みたいなのすごいあると、みんな学びがいありますよね。やりがいがあるじゃないですか。希望があるじゃないですか。

なるほど、なるほど。いくつからでも後天的に夢を叶える力つけれるってことですよね。

そうです。だって1回記憶喪失ならないと無理ですって話じゃちょっと可哀そうですよね(笑)

まぁまぁハードル高いですよね(笑)

そうだけどね。確かにそうだけど。それが再現できたらまたすごいなと思ったけど、そこまではなかなか難しいだろうね。

だから再現したかったら本当最初からですよね。赤ちゃんが、子どもがもうお腹にいるときから胎教教育じゃないですけど、お母さんとお父さんに一番身近にいる人たちに、教えていく。

そこだよね。やっぱそこだよね。そこだわ～。そこはすごく…そこだよね～

(笑)いやすごい！もっとちょっと深くききたいんですけど。当日でもいいですけど、なんかどんどん深掘りして、いろんなお話し聞けたら嬉しいんですけど。じゃあ「オリンピック目指します」ってなったとして。その上で全てが全て順調だったわけじゃないと思うんですけど、何かどんな困難とか、問題とかやっぱり起きました？

いや、もうすごいですよ！そんなドラマ、一応ドラマ化してもらいましたけど。ドラマってドラマの脚本家に言わせると、人間が許容できる範囲の波の回数とかってあるらしいんですよ。落ち込んで持ち上がって、落ち込んで持ち上がっても2回まではいいけど3回まで行くとわけがわからんとか。

うん。

その軸が、交通事故に遭った、顔がぐちゃぐちゃになった、「フランケン」って呼ばれたって1本の軸で、それが最後笑えるようになったっていう1本の軸はいいとして。さらにそこに派生して、例えば、家が離婚して、お金がなくなって、ド貧乏になって。さらにお金がなくなってド貧乏になっただけじゃなくって、病気にもなってとかっていう軸がいくつも現れてくると、ちょっともう消化しきれないから、多すぎるから。ちょっと一本化させてねって言って、もう交通事故で「フランケン」と呼ばれた石黒由美子が笑顔になるっていうだけのストーリーになったんですけど。実際はそんな1個じゃなくて、もうそこに発生していくつもいくつもいくつも重なってきます。

じゃあ、あれですよね。普通…普通って言ったら変ですけど。大げさに描くことあると思うんです演出とか。じゃなくてむしろ、小さくお願いします。

超縮小してる！

マジか！

あれで縮小してるんだ！

縮小してんの！

ちょっとなんかまたその裏話とか当日聞けたら嬉しいです。結構ハードだったんですね。やっぱりこの夢を目指すっていうのは…

全然、なんかハードすぎてそれでどうしてたかっていうと、もう普通じゃないから、規格外じゃないですか、全部が！だってどう考えても規格外、だってわかるんですよだって周りの人たち見てたら普通だもん。

そっかそっか。そりゃそうですよね。まあまあハードモードですもんね。